表現と麦酒

私は本来、華奢な生物でありました。武道に勤んでいた頃は体脂肪率5%以下で、それはもう仮面ライダー(改造人間)並の無駄の無さ。それが、ふと気が付いてみると(中略)でございます。
そんな事を考えながら飲み屋で沖縄料理をつまみながら麦酒を飲み、仲良くさせてもらっている写真家「腐肉狼」氏の写真を眺める。

個人的には、飲食はおろか私語も許されないような場所で腐肉氏の作品を鑑賞したい。腐肉氏の作品には何か潜んでいたり、考えていては見えないものがある気がする。


自分にとっての表現に日常的だとか、幻想的だとか、そういう区別はない。日常的な歌じゃなくて、唄がある日常が好き。


麦酒も好き。


本日の逸品・鮭の切り身

来世の選択

行く先もない中途半端なベンチに座る。お隣のベンチには若くも若くなくもない人々がズルズルと、高校生だった頃のバイトの話で盛り上がっている。厳密に言うと喋ってるのは一人だけで、その他一同はひたすらくだらない話に相槌を打っていらっしゃる。

井戸端も
居酒屋も
国連も
さわやか3組も
基本は猿山だ。人の基本が猿だからだ。

私の前世は聞いたこともない名前の樹木らしい。もう先祖返りなんて目じゃないぜ。ホニュウルイさえ通り越して、動物枠からもはみ出たぜ。さすがだ。機会があれば別の占い師に、もう一度ちゃんと占って頂きたい。

最近はまた眠りが浅く短い時期に差し掛っているようで、夜はあまり眠れず、日中は泥のように眠たい。
その眠気を利用して、今から来世での自分を選択出来るとしたら何になろうかな、などと考えてみる。

イルカが良いな。水の中で速いし。ワカメなんかも良いかも。常日頃、主にゆらゆら〜と揺れているだけだもん。

つまらない。なんだかつまらない。


本日の逸品・ペリカン便

生まれ持って

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上越の唄者、のりさんに電話をした。自分がこの人はすごいと尊敬している人が、自分以上に悩んでいる事実って、失礼かもしれないけれど嬉しい。嬉しいっていうと違うな…勇気が出る。悩む事は喜ばしい事ではないが、悩む事自体が失敗ではないという当たり前な事実に気付かせてもらえるからだ。悩みの無い人間は完全な馬鹿か天才だろう。私はどちらでもないから、やはり悩んで生きているし、真剣に悩む人が好きだ。

のりさんに電話した理由は、音質について知りたい事があったから。その回答と、それ以上に素晴らしい話をたくさん聞かせてもらった。周囲から…というか、表現活動に重心を偏らせていない人から見れば完全に非生産的で世捨て人な会話だけれど、自分にとって大切である事柄は、やはり大切なのだ。

安定した収入より大事な夜がある
世間の声より重要な音色がある
誰よりも先に自分が必要とする自分の唄がある

社会の一般常識から見れば、私などは持たざる愚者だ。その事実に「でも」だの「だから」だのと付け加えて、自分のやっていることに反骨精神を含ませる気は更々無い。

歌なんて誰でも歌えるもの。

あくまでも、自分の唄がどうなのか。そして同じように自分の音を鳴らす友人達に対して、恥じない自分であるかどうか。自分の中心に大切な何かを据えていられるかどうかだ。

アンプのツマミをほんの少しいじるだけでも、全ては新しくなる。人は、ただ呼吸をしているだけでも、自分を最新の状態に更新し続けている。

上がろうが、下がろうが。
望む望まないに関わらず。

どうせなら、こっちから行こうじゃないか。



本日の逸品・乳麺

まるか食品

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皆は「まるか食品」というメーカー…いや、ブランドを知っているだろうか。群馬県は伊勢崎市に本拠を構えるこの会社は、日本を代表する有名な製品を製造している。伊勢崎という北関東にありながら、食文化圏が違う関西の人々にも愛され、北は北海道から南は沖縄まで、広く愛されているインスタント食品を超えるインスタント食品。

カップ焼きそばのキング・オブ・キングス。
そう、皆が大好き『ペヤングソースやきそば』だ。

嶋本大吾と言えば
澄んだハイトーンボイス
情緒的なメロディー
壮大な世界観
シンクロ率400%
迫るショッカー
など、特筆すべき点の多いカリスマ唄者だが、一番の特徴は大のペヤングマニアであること。ありとあらゆる食べ方を試みて来た。

湯切りをしてからフライパンで焼く
朝作ったペヤングを昼まで放置して食う
違うソースや塩胡椒で味付けをする
ソースをかけずに麺だけを味わう
オムソバの様に卵でくるんで食べる
パンにはさんでペヤングやきそばパン
ご飯と炒めてペヤングやきそばめし

まだまだきりがないくらい様々な可能性を試してきたが、一番肝心で大きな疑問が残っていた。
ペヤングという名前の由来である。
似た名前としてはぺ・ヨンジュンがあるが、歴史的に見てもペヤングの方が長い。考えても考えても、謎は深まるばかり。思い切ってまるか食品に電話をしてみた。

電話に出たお姉さんの口から語られる衝撃の事実!
果たしてその驚愕の真相とは?!

次回・奇跡の価値は

この次も、サービス、サービス!


…という訳で、ペヤングとはペアーヤング(若いカップル)という意味らしいです。若いカップルの様に初々しく危うく、手探りのドキドキ感、なのか。

要するに恋だよ。恋。
命短し、ペヤングせよ乙女。

次のライヴは今週の土曜日、長野のジャンクでございます。お誘い合わせでイミソーレ。


本日の逸品・ペヤング

人と浮力

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海。
海とは全ての生命の根源を育んだ母なるもの。

そんな事言ってみても、私の生活の中に於いては大した実感もない。あ、魚は食べるよ。たらこもワカメも。海とは、身近にある別世界。なめてかかると死ぬ。

飛行機や船に乗ると、文明の力を感じます。だって本来、人が生きられない場所を行くから。でも…例えばエンジン一つ取ってみても、それがカタチになる過程には純粋な情熱が在った訳で。不自然だ!とか、否定は簡単なんだよね。そうやって生きてきた自分を酷く恥ずかしく思う時もある。それでも原発は要らないと思うが。

今日は海水浴に行った。水にプカプカ浮かんでいると…嗚呼、なんとも気持ち良い。いろいろ考えこんで不安になったり、気持ちが重くなったりしても、水の中で力を抜いてぼけ〜っとしていれば、人は浮く訳だ。

どんなに難しい事を難しく考えても、水に浮くわけだ。だからって日頃から浮いたような事ばかりを考えてはいられないけれど。


本日の逸品・アイスクリーム

唄日和

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昼頃に井口氏に電話をし、炎天下で長時間唄うのは、ホニュウルイとしてよろしくないんじゃないかと言ってみた。

大丈夫。今日の中越は涼しいから。

用事を済ませ長岡に着いてみると、気温計は30度を超えている。天井が半透明な長岡地下道の踊り場はもうサウナ。久々に汗水垂らして唄いました。
井口はやっぱり唄もギターも上手だ。最近はお腹同様、貫禄がついてきたね。私はフォークソングを全然聴いてこなかったから、彼の技法はとてもためになる。

日没後、空腹に耐えかねた私達は、タイムセールで500円から200円に値下がりした冷めたオムソバを食い、空腹感と共にやる気も失って撤収。私は一人で古町へ唄いに出た。

疲労はすごいが、充実した一日だった。民謡唄うと呼吸の大切さが分かるような気がする。吸って、吐ききる。空手と同じだ。

さて、後は帰ってシャワー浴びて酒呑めば出来上がり。


夏にも勝てず
暑さにも勝てず
日差しにも酒の魔力にも勝てず
そういう人に
私はなりたい

訳ではないが、なりつつある。
やっと九弦ギターが手に馴染みつつもある。

おやすみなさい。


本日の逸品・竹田の子守唄

枯渇

曲が出来ない。全然出てこない。厳密に言えば出ては来てるけれど、それこそ一日一曲文くらいは出てくるけれど。

気に入らない。
気に入らないのだ。特に歌詞が。自分は何が言いたいのか、こんなもん唄ってどうするんだー!あぁー!
といった感じで八時間近く経過。昔からそうなんだが、長時間に渡って混沌とギターを弾いていると、ギターをぶん投げようとする癖がある。取り敢えずギターを下ろし、小雨の中を徒歩数分程歩き、ファンタオレンジなどというジャンクなジュースを買い、雨宿りしている野良猫に話し掛けるもシカトされ帰宅。変な音がするエアコンの前に座って、意識を外に向ける。


私の唄仲間は九割が新潟以外の街にいる。皆、元気に唄っているかな。


なんかね、こういう気分の時って自分だけが酷く非生産的で、こうしてジメジメしている間に世の中(自分を除く全て)がめまぐるしく前向きに進んでいるような気分になってくる。

草皆halos亮一に電話を掛けてみた。halosは仙台のアップルストアでのインストアライヴ出演の為、移動中らしい。草皆氏に自分の駄目っぷりを伝えると、彼もスランプらしい。

俺達、もう枯渇したんじゃない?
と笑う彼が頼もしい。彼は唄う人で、彼の先には唄があるから。

さて、電話でやや気力を取り戻したような感じもあるような無いような私。こういう気分の時はどうするか。唄うしかない。明日は所用の折り中越に行くから、長岡地下道で唄います。湯沢から井口隼人も来るとか。

鉄を火にくべるのは、それが鉄だから。唄者は唄っていなくては。唄わなきゃどうしようもねぇし、唄うのは未だに好きだ。

しかし、アップルストアてMacintoshだよね。なぜMacintoshで?


本日の逸品・ファンタオレンジ