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音楽と一言で申しましても、様々なものがありまして。私の見聞範囲は狭く、大してものを知りませんが。

例えばフォーク。フォークとは本来、トラディッショナルフォークソングの事を指す訳で、フォークギターを3本指で弾きながら歌えばフォークなのかと言えば、全然違う。

…言いたい事とずれました。私にも好きなジャンルと好まないジャンルはあります。が、唄っていうのはその人の人間性が出る。
歌い始めた頃は、そんなのかっこつけた奴がかっこつけて言っているだけだと思っていたけれど、やっぱり唄には唄う人の何かしらが滲むもの。何も感じないものなら、唄とは呼ばない。

ジャンルは関係無く素敵な唄があり、それを私のようなボンクラにも素敵だと感じさせてくれる唄者達がいる。有名、無名を問わずだ。逆も然り。


唄者の口は貝の口。
胸に手を当てる勇気はあるか?


本日の逸品・読み込み不可

普天間さん

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久々にCDを買った。厳密に言うと久々に良いCDを買った。最近は衝動買いにしてもジャケ買いにしても、どうも良い音源に当たらなかった。
私の大好きな沖縄の唄者「普天間かおり」の音源を買った。嗚呼、素敵だ。私のライヴのSEでいつも流しているのは普天間かおりさんが唄う「かなさんどー」という唄。その唄は私にとって饒舌し難い程大切な唄であり、大切なきっかけであった。唄声も乾きと潤みが混じり合っていて、とても癒される。

自分のライヴの直前にこれを聴く事で、唄は素晴らしいなぁという至極当然な事実と、自分も唄者の端くれであるという誇りを再確認させて頂いておる訳です。
人前で緊張するタイプではないが、緊張感の無いライヴは自分にとって良いものでは無かったりもする。

気取らず
傲らず
怯えず
精一杯の唄でありますようにと願いながら、ステージに臨む。時間の都合等でSEが流せない時でも、頭の中には「かなさんどー」が流れています。


本日の逸品・500円玉

花壇の疾走

久々に森田花壇が家へやって来た。久々だから積もる話もあるだろうなと思っていたが、そうでも無かった。

何かのきっかけでステージでのライヴ活動から遠ざかる歌い手は結構多い。

就職したから
結婚したから
子供が出来たから
etc

それは一つの選択だし、人それぞれで良いと思う。それを「〜だから、ライヴしたいけれど出来ない」とか言わなければ。
就職はまぁともかく、結婚や子供の誕生は幸せなことだし、それをきっかけにステージから遠ざかったとしても、自分で決めたなら間違いでも何でもない。それを妻や子供のせいで歌えないみたいに言うのは男としてちょっとね。いっぱいいるけれどね。

森田花壇はとても天才的な唄者。今でも曲は創り続けている。彼は一人の人に聴いて貰えたら、それで良いんだと言っていた。唄者だなぁと思った。自分にとっての唄が在れば、どんな時でも唄者は唄者なんだよね。

そんな格好いい花壇氏は最近、勤め先にて万引き犯を捕り逃がしたらしい。花壇氏は膝が弱いらしく、全力疾走は不得手だそうだ。追いかけている最中に派手に転んだ模様。…流石だ。


本日の逸品・深夜に買い食い

朝が来るぞ

随分と会っていない友人と飯でも行こうか、という話になった。待ち合わせをしたコンビニまで歩く。今暮らしている場所は裏路地が多い。たまたま黒ジャケ黒パンツに白いブーツ。靴だけが歩いているみたいだ。

久々に会った友人は変わったようで変わっていなかった。いや…新しくなっていた。でも彼が彼として最新型の彼になっていたから、不自然さは感じなかった。
彼は私に路上に出ないか?と誘ってきたギター弾きで、唄者となるきっかけをくれた人。一度仲違いをして、お互いに関わりの無い日常を過ごしていた。その間に彼は努力に努力を重ね新しい暮らしを手に入れた。

帰り道、コンビニで降ろしてもらい、そこから家までまた歩いて帰った。狭い住宅街の裏路地は不思議なくらい生活の音がしなかった。口笛も吹けないくらい静まり返っている。

ウォレットチェーンが揺れ
白いブーツの踵がコツコツと鳴り
チリチリと煙草紙が焼ける

ギターが弾きたいと思った。なるべく大きな音で。もう何も考えなくていいくらいのクリーントーンが歪むくらい右回しの音量で。
遠くの方で直管の4気筒が数台、誰にとも無く吠えていた。秋って、そういうものだ。

色々な事を思い出すけれど、明日は待ってはくれない。夜のうちに束ねておきたい気持ちがあっても無くても、やはり夜は平等に明ける。

朝が来るぞ
覚悟は出来ているか


本日の逸品・缶コーヒー

手摺の前で

煙草を愛した事が無い人に、禁煙を失敗した人を笑う権利があるのかどうかという事柄に思いをめぐらせたのは、体重計を降りてから髪を洗うまでの間。

濃い目に作ったカルピスを飲みながら煙草を吸ったりしたのは、親友との電話を終えてからだから…要するに数分前。外は荒れた感じの空気。風とは空気を吹き飛ばすものなのか、それとも吹き飛ばされた空気そのものが風なのか。

何処かに行きたいと此処にいたくないは同じではない。

あのひび割れた壁が私の背より高かった頃、私が見ていた世界は大抵オレンジ色で、いつも静かに怯えていたように思う。小さな部屋の隅で小さくなって、此処以外の場所ばかりを想い浮かべていた。本を開くと其処には別世界があったりした。

あのひび割れた壁が私の背より低くなった頃、オレンジ色の世界は深い赤へ、怯えは苛立ちへと変わっていったように思う。ヘッドフォンの中には別世界があった。

出来得る限りの無表情はやはり、感情を殺してゆくんだろうな。それもまた、一つの選択肢なのだろうか。


本日の逸品・破片

快適な日々

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ぶらり途中下車の旅。この題名の頭に金玉という単語を付けてみる。

金玉ぶらり途中下車の旅

一気にいい加減な雰囲気になる。だが的外れな訳ではない。男がぶらぶらしていれば、やはりぶらぶらするものだ。いいじゃないか。

さて、今日は「煮詰まる」について。煮詰まってしまったとか言いますが。例えば曲作りで煮詰まるとか。本来煮詰まるとは良い状況を指す。よし、煮詰まってきたぞ!と。煮詰める訳です。どこかで行き詰まると混ざったのでしょうか。

余力を残していてはギャンブルとは言えないという事実は私の中でユルギナイものだ、などと考える。ブリーズライトはかなり優れ物。これより安値で類似品が売られているが、全然効果が無い。

今の私に出来る事には限りなく限りがある。それでも明日以降に期待する気持ちは常にある。将来的に今の自分が徐々に消失してゆく可能性があったって構わない。それでも自分は自分。勿論、ボケーっと流される気は更々無いが。

それにしても、今の私に出来る事には限りなく限りがある。座っているとギターが弾き辛いが、立ってギターをぶら下げるのもママナラナイ。

この際だ。

金玉ぶらりで、いいじゃないか。


本日の逸品・消炎鎮痛剤

ラッパ飲み

最近は身体が不調。やっと明日はオフ。久々のゆったりとした夜をぶち壊す様に、齋藤忠義(アルトラフィーブルノイローゼの唄ギター。金髪でモヒカン)がやって来た。私の私による私のためのゆったりした夜に上がり込んで来た彼は、常温の日本酒をラッパ飲みしていた。不覚にも、ちょっと格好いいと思ってしまった。

夏の少し前に腐肉狼氏(写真家で詩人。泡盛。博才がある)に連れて行って貰ったとある無人島で奴が撮影したDVDを観たりした。私は今より随分太っていて、酷く汚ならしい。

酒を飲みながら宇宙の話をしよう!という予定だったが、テレビ画面を眺めながらペヤングをつつき、酒を飲んで終わった。ペヤングをツマミに麦酒。これこそ宇宙である。鈴カステラと牛乳。これも宇宙である。

友達はあまりいないけれど、私の友達はみんな狂っていて良い奴ばかりだ。
酒を飲んでいると体調不良を誤魔化せるけれど、今夜は無理だった。忠義が遂に「やっぱり焼きそばはペヤングだよね!」と言った記念すべき夜だった。やっと彼も大人の階段を上り初めたんだな。ありがとう、忠義。具合が悪い私の家に泊まりに来てくれて。お陰で最悪な夜でした!

これを読んでいるあなた。あなたが何者であるにしても、まずはペヤングを食べなさい。

今辛くても
酔っていても
胸焼けがしても
支払いが困難でも
確変が引けなくても
警察に追われていても
明日から不安であっても

まず、ペヤングのソース焼きそばを食べなさい。話はそれからだ。


本日の逸品・ペヤング