雪色

DSC_0287~01.jpg

今年も、もう雪の季節だ。

雪の白さは冬の風物詩で、桜と並ぶ美しい日本の四季の色だ。



雪が無い冬は味気無いもの。鼻がツーンとする様な冷たく澄んだ空気。

雪の白さと、そこに見え隠れする柿の実や椿の赤み。







その色彩の中で。

嗚呼、今年も冬が来たなと。

自分の中の大人心が漏らす溜め息と、やはり積もった雪にときめく子供心。



その曖昧で普遍的な心身のバランスの悪さこそが、冬の醍醐味。

なのかも知れない。







それにしても。

今年は季節の巡りが早い。考えも身体も気持ちも追いつかない程、速い。

それくらい、やるべき事や決めるべき事。そしてそれらを考え選ばなければならない具体的案件が多い。



一言で言えば…面倒くさい。でもそれらを考え、選択しなくてはならない立場を選んだのは、自分だ。






一年前の自分に、そんなに焦るな。落ち着いてゆっくり考えて大丈夫だ。

そう言ってやりたい気持ちで一杯だが。



昨年の大吾は、昨年の大吾なりに一生懸命だった。不安や現実と、よく戦ったと思う。

だから、来年のさらなる面倒くささに向けて、今年の大吾も一生懸命頑張りゃ良いだけの話。



過ぎてみりゃ、笑い話に、なるだけだ。







雪景色は美しい。

見てるだけなら。

…あんまり降らないでいただきたい。








本日の逸品・最新型GPSという首輪




15

六弦夜唄・14

DSC_0282~2.jpg

終演後。

出演者五人で八番町の飲み屋へ。

井口は新潟市民だが、ヨースケ兄さんとアサノとりょーちゃんは秋田人。



会ったら話そうと思っていた事は山ほどあるが。

実際に山ほど話したけれど。







ハロスの草階の兄弟も、五城目の兄弟も、上越の兄弟にしてもそうだけれど。

会って顔見たら、9割満足なんだよね。離れて暮らしているけれど、兄弟だから。



それが嬉しい。その分かりきった嬉しさの為に、いい大人が時間と距離と金を無視して、身体に鞭打ってカッコつけている。

通信網やらテクノロジーやらが発展しまくった世の中だけれど。



アナログな、この繋がりが、激マブだ。







顔見りゃ安心して9割満足して。

残りの1割は何杯飲んでも、夜通し語り合っても、事足りない。

それが良いのだ。こんな贅沢は無い。



打楽器師のアサノに至っては、メールすら返さないが。

だからとて。信頼している兄弟の一人である事に、1ミクロンも揺るぎは無い。でもアサノ、メールは読んだらちゃんと返せ。







りょーちゃんは井口と似ている。寡黙で静かだが熱くて、変態だ。

ヨースケ兄さんは言いたくないが天才で、大吾の知能指数では計れない。でも。数少ない大吾の愛する兄貴分な事に、1ミクロンも揺るぎは無い。



大吾の井口と大吾のヨースケ兄さんが、目の前でイチャイチャしてるのはちょっとアレだが。

クールが売りの大吾さんがジェラシーを隠しきれないそのギャップも、また堪らないだろ?でしょ?ですよね?



おかげ様で、良い夜だった。良い唄会だった。本当にありがとう。







と、お前らが言え。








本日の逸品・燻りがっこのタルタルソース




20

バドワイザー

DSC_0277~01.jpg

井口隼人、木目のジャイロ、嶋本大吾の三組で楽しんだ『六弦夜唄・14』。

毎度の事ながら。自分のライヴのについて、後日、詳細に綴るのはナンセンスだと思っている。



その場にいなければ分からない事。ライヴってのはその要素の塊みたいなもので。得手も不得手も、酸いも甘いも、ホレたもハレたも。

それらを唄者や演者と聴き手、その場にいる当事者達が肌で感じる事。その素晴らしさこそが、ライヴだと思う。







でも。

来てない人には関係無い、とは思わない。今は思わなくなった。昔はね、拗ねたりもしたけれど。

来られない人もいる。来られない人の中にも、今の自分の唄を伝えたい人もいる。



人間は、我が身一つが、信条だ。



選択肢がいくつあっても、選ぶ自分は一人だけ。全ては出来ない。出来ないけれど、全部思っている。

そのジレンマを抱えて上がるのがステージで、そこで発する行為そのものも、またライヴだ。







それを会場に足を運んで観てくれるお客さんには、本当に感謝している。

その空間を共有出来る嬉しさは、やはり言葉には出来ない。



色々ある。皆と同じで、大吾にも色々ある。決して楽な状況で迎えた唄会ではなかったけれど。

それでも。あんなに笑ったライヴは初めてかも知れない。







六弦夜唄・14の演目


1.ハイランド

2.映画館へ

3.クリーム

4.RR(新曲)

5.カヴァー

6.No.14

7.ヴァルキュリー


5~7は打楽器師アサノとユニゾン。



良い唄会だった。楽しくて、ちゃんと今とこれからを考える事が出来た唄会だった。

そして今まで何度か飲んで美味しいと感じた事がなかったBudweiserだが。パルムで飲むと、何故だか美味しい。







楽しかったな。

ありがとうね。








本日の逸品・Budweiser




独りスタジオ

FB_IMG_1511670165521~01.jpg

霜月も、もう終わり。

間も無く今年も師走。

あっという間と言えば、あっという間。



でも一日一日を振り返りゃ、途中で寝ちゃうくらい長い一年でもあった。

まぁ大吾はショートスリーパーで寝入り下手だから、寝ないけれど。







来るか来ないかも分からない何かを、じっと待ったり。

理不尽だなと思いつつも、一日千秋の思いで、じっと耐えたり。



師走の予定をザッとなぞっただけで、ザッと吐きそうだけれど。

今日までの11ヶ月を思えば、やりきれて当たり前の一ヶ月に過ぎない。







今夜はスタジオにてリハ。

一人で唄者活動をしていると、このスタジオでリハという作業で一番孤独を感じる。かも知れない。

ライヴならお客さんがいる。誰かが待っている訳でなくとも、路上でも必ず誰かが足を止めて聴きに寄る。



スタジオでは一人だ。

マイクもアンプもあるけれど、人に見せないのが前提だ。

でも。一人きりの深夜のスタジオで。このマイクの先に何があるのか。それを想像出来るかどうかも含めて、スタジオリハは大事な作業だ。



空手での、型の稽古に、似てるかな。







土曜日は唄会。

当日やる曲目を決めて、ゲネプロ(通し稽古)をしようかと思ったけれど。

直感型な大吾は、ライヴ当日、場合によってはステージ上でキラッと閃いて、曲目を変えたりする。



それでも困らない様に、ここら辺やりそうだなって唄を思いつく順でリハる。今、唄いたい唄もリハる。

その最中に新曲を思いついて。土曜日までに間に合いもしないだろうに、そっちばかりに熱を上げたりもする。



それらを含めて。

スタジオでの時間は、大吾にとって重要なものだ。







土曜日。皆に会えるのが楽しみ。








本日の逸品・大吾初号機




27

シャツ

DSC_0233~01.jpg

ブログに問い合わせの書き込みを頂いて。

返信先が書かれていないパターンってのが、たまにある。

お、ライヴの問い合わせか予約かな?と思ったら、違った。返信アドレスがないので、ここに書く事にしよう。



何度かライブを拝見しています。ブログも欠かさず見ています。大吾さんは物とかにすごくこだわっている人なのかって感じます。

シャツってオーダーしているのですか?ヴィヴィアンですか?おすすめのブランドとかあったら教えて下さい。

との事。







そんな事ぁいいから、ブログも時々でいいから、ライヴに来なさい。と正直思いますが。せっかくなのでお答えしましょう。

まず物にはそれなりにこだわります。貧乏人ですからね。長持ちもせず愛着も湧かない、どーでもいいものにお金出したくないでしょ。



そしてシャツですが。

小博打で勝った時に買ったヴィヴィアン等のシャツはありますが。ヴィヴィアン推しではありません。

ヴィヴィアンのメンズは袖が長いし、日本人向けとは思えない。ちゃんと着ようと思ったら、セミオーダーするか、袖を詰めなくてはならない。清く正しい唄者には、買った服を更にカスタマイズする様な経済的余裕はありません。







こだわるは、デザインよりも、サイズかな。



シャツはデザインや柄よりも、まずサイズが命です。単純に首回りと袖の長さ。次に耐久性。そして可能な限りのコストパフォーマンス。



これらを兼ね備えているのか、紳士服のアオキです。

多分、コナカや洋服の青山でもイケると思います。







意外かも知れませんが、シャツに関しては国内メーカーの紳士服屋のコスパはハイレベルです。流石は日々スーツ着て働く人の為のシャツ。

安くて首回りと袖の長さも選べるし。サイズが分からなくても、店員さんが測ってくれます。



ブランド物にはブランド物の良さがある。高級な物を所有したり身に付けたりして、高まる自分ってものが確かにある。

でもそれ以前に、シャツはサイズが命です。男子でも女子でも、兎に角、シャツはサイズが命。大吾はそう考えています。







何のブログか分かりませんが。大吾は唄など唄っております。








本日の逸品・充電器




11月生まれの射手座

DSC_0255~01.jpg
今年は。
段階的加速感で、ガクンガクンと季節が流れている感じがする。
ふと気が付けば夏は秋に姿を変えて。あっという間に冬を呼び寄せている。


まだ霜月だというのに。
あちらこちらから雪の便り。
季節も急激に変わってゆくので、何だか何かが置いてきぼりになってしまっている気もする。






越後平野、特に海岸部はあまり雪が降らない。一冬に2〜3度、まとまった雪が降ってパニックになるくらい。
なので海辺は積もらなかったにせよ、霜月にそれなりに雪が降るのは、珍しい事。


そう言えば。大吾の育ての親の一人である、網代のばあちゃんが
「大吾が生まれた日は大雪で、ビニールハウスが潰れたんだ」
って言っていたな。






昨夜の路上で寒さに射し込まれたのか。身体の内外が軋んでいる。
じゃあ唄いに出なきゃ良かったのか。勿論そんな事はない。


やろうと思った事をやる。直感に従う。それで生じたツケは払う。それが大人かどうかは知らないが。
時間に追われつつ。そんな事を考えながら、今日やるべき仕事を片付ける。上空ではゴウンゴウンと冬が唸っている。






夜はハンバーグとクッキー。子供の頃から、しっかり意識していないと、すぐに自分の誕生日を忘れてしまう。
でも節目は節目だ。細かくは書かないけれど、気持ちを引き締めて、この先の一年を生きてゆきたい。


沢山のメッセージやメール、ありがとう。無事にまた一つ、歳を重ねました。
ちなみに。例年通り、日付変更線を跨いですぐ、一番手で祝辞をくれたのは井口隼人でした…。


今年も良い誕生日でした。
全てのおめでとうに、ありがとう。






もう少し、大人の魅力、備えたい。

もっと自分に厳しく、頑張ります。






本日の逸品・クッキー



20

古い町

DSC_0251~01.jpg

自分の一年の終わりの日。

疲労と寒さで体調が芳しくないけれど。

唄った方が心に優しい気がして、何となく路上に出るべきだと思った。



誕生日を控えて。

今日はこの歳で最後の夜。なかなか色々あった一年だった。

明日からの一年は、今年よりもっと色々あるだろう。







だからこそ。

この歳で最後の夜だから唄いに出よう。パッとそう思って。

外は寒いし体調も良くない。明日も早朝から忙しい。文字通り寝る間を惜しんでの路上唄者活動だ。



やめる理由はたくさんある。別に誰かが待っている訳ではないし。

けれど自分が何となくやろうと思った事には、大抵意味があるものだ。



思いつき、生きてりゃそれも、伊達じゃない。







やめる理由。

やめて獲られるメリット。

それがいくつあっても、自分がやろうと思った事はやる。

これからの二〜三年くらいは、きっとそういう事が大切になってくる。そんな気がする。



そんな事を考えながら。

少し着込んでギターケースを抱え、久々に古町に向けて車を走らせる。窓の外は雪混じりの雨。

天候が悪いと新道では唄えない。冬場の路上唄者活動は古巣の古町七番町になるかな。







七番町は相変わらず再開発の真っ最中。街自体がギブスに縛られている様な感じ。金曜日だが、人通りはそれ程でもない。

折りたたみのイスに座り、チューニングをし、ゆっくり唄い始める。久々の古町。久々な感覚。



調子は良くないが。道端芸であれ芸は芸だ。ギリギリ合格点を維持出来る様、曲や唄い方を選び、集中して唄う。

1時間程でやめるつもりが。結構切れ目無く足を止めて聴きによってくれる人がいて、気が付けば日付変更線手前。



良い夜だった。良い一歳だった。







しかし。

いくつになっても、相変わらず唄っているな。町も人も、変わってゆくのに。








本日の逸曲・雨の秘密




27