金曜の古町

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金曜日。

古町で今年29本目の路上唄者活動をしてきた。20年程前。大吾は古町七番町で唄者活動をスタートさせた。

あの頃は店も人通りも多く、日本海側最大の夜の繁華街としての活気があった。



その一角に立って、唄って。出会いや別れ。男と女。旅立ち。命と死とか。涙なんかで語れない、忘れられない出来事。

コンビニもデパートも退去し、寂れたの終わったのと言われる七番町だけれど、並々ならぬ思い出がある。






ゆずに起因する路上ブームが去って。卒業、就職、結婚を期に

「唄ってなければ生きられない!ノーミュージック!ノーライフ!」

と言っていた人々が、ふつーに去って行って。



寂れる一方の古町で、大吾は唄っている。ブームの頃は場所取りに難儀したり、中央警察に引っ張られたりしてまで唄い続けた古町。

今も顔を合わせる古株は、井口とごっかくらいだ。






継続は力なり、なんて言う気は無い。誰にだって暮らしや人生がある。

大吾は唄をやめられなかった。やめたいと思った事もない。恥でも誇りでも無い。己の人生だ。



偉い訳でもカッコいい訳でもない。ただ大吾がそうだってだけの話。

自分がそうなら、そうするだけ。まぁ大吾さん、カッコいいけれども。






一人で唄っていて。孤独感に苛まれる事は無いのですか?と、取材や通行人に幾度も問われた。

大吾は中卒だから、難しい事は学のある奴に聞いてくれ。



言える事があるとしたら。思う事をやっているだけ。それをカッコいいと思う前に、あなたはあなたで、やる事あるんじゃない?ってくらい。

それに、孤独感や寂しさはマイナス要素じゃない。大切なものだ。後悔の一つも無しに、唄なんか唄えるかってんだよ。






男なら、キンタマぶらりで、ええじゃないか。







本日の逸品・細かく折られた千円札




20

ハングマン

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今年の夏の思ひ出の一つに、ボウリングがある。

タマを転がしてピンを倒す遊びだ。



余談だが。ボーリングとは穴掘りの事。穿孔。温泉掘ったり、地質調査したりする時の穴掘り。

タマ転がしの方はボウリングだ。タマ転がし、と表現している時点で分かると思うが、大吾はボウリングに全然興味が無い。






過去に何度か行ったが、楽しい!と思わなかった。まず下手だし、運良くストライクだスペアだとなっても、女子とハイタッチしても、楽しいとは思わなかった。まずハイタッチも好きじゃないし。

大吾は身体を動かすのは好きだが、一生懸命やったスポーツは子供の頃に水泳とサッカーを頑張ったくらいで。



大人になってからは空手やテコンドーの稽古に励んだ時があったけれど、スポーツは全然。

真剣にやった球技はパチンコくらいだ。あ、ビリヤードも一時ハマったけれど、アレもスポーツとは言い難い。






でも、ボウリング場は好き。古き良きヤンキーが溜まっていたゲームセンターと映画館を足して2で割った様な空気が好き。

大体ビリヤードの台があるし、単車での待ち合わせとかによくボウリング場には行った。タマ転がしはしなかったが。



今回は、何かの時に姫から「ボウリングしてみたい!」と言われたので、連れて行ってみた。

ボウリングには興味が無いけれど、姫には色々と経験してもらいたい。なので久々に一緒にやってみた。






やはり面白さは…よく分からなかった。姫は早々にボールに指を挟んで戦意を喪失していたけれど、またいきたい!というので、また行こうとは思う。

スコアボードがスーパーマリオだったり、ワンタッチでガーター無しに出来たりと、昔やった時より色々と変わっていた。レンタルのボウリングシューズのデザインは昔のソレのままだった。



そういえば。大吾は元々左利きで、右利きに矯正されたらしい。だから食器や空手の構え等、いくつかの事が両利き。

野球は右投げ右打ち。でもボウリングは何か投げづらいなーと思って左で投げてみたら、右より遙かに投げやすかった。



この歳で、役に立たない、新発見。






そしてレーン奥の壁に謎の外人さん達。その中に、何故かフーセンガムが割れてへばりついている女子の画が。あまりにも下品過ぎる。







本日の逸品・炭酸水




30

風の歪み

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台風が村の上空で暴れている。暴風+大雨。海鳴りと相まって大荒れだ。
小さい頃から思っているのだけれど。台風って何だか、可哀想だなと思う。


生まれてきたくて生まれた訳でもないだろうに、嫌われて疎まれて。
勿論、台風が通過したら被害が出るし、迷惑千万な相手だけれど。通る道だって自分で決められはしないのだろうし。





ちょっと不謹慎な内容になるけれど…。内容というか、表現が。
まぁ大吾の大吾による大吾ブログだから、セオリーは気にしないが。


ただ。台風で嫌な思いをした人にとっては不謹慎かも知れない。
だから、そこについては、先に詫びを入れさせて頂きます。





子供の頃は台風が近付くとわくわくしたものだった。
あの家も、この施設も。学校も小さなこの街も。何もかも、全部吹き飛ばされちまわないかな。そんな事を考えて、わくわくしていた。


全部の中に自分が含まれていたかどうかは思い出せない。

街が廃墟になったら、一人で国を作ろう。建物が丈夫そうだし、色々な物もあるから、青山のジャスコ(現在のイオン)を城にして暮らそう。そんな事と思っていたから、自分は生き残ると思っていたのかも。





大吾の暮らしている古民家は、台風で轟々と家鳴りを起こしている。屋根の中を風が通り抜ける仕組みになっている。
約百年の風雨に耐えてきた昔の作りの家だから、不安は無い。

今は全部吹き飛ばせとは思わない。明日の朝の空は綺麗だろうなって思う。
台風も早く消えて、元の風や空気に戻れば良いなって思う。





空の渦、喚き走って、消えてゆく。





秋だな。






本日の逸品・焼き茄子



39

夏休み最終日

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夏休み。
と言っても末端零細企業の社長、作業員、事務員を兼ねる大吾に、夏休みと呼べるモノなど無いに等しい。
まぁそれでも今年はお盆休み的なお盆休みを取得しましたけれども。


当家の幼い姫は一カ月半の夏休み。本人曰く「あっというまで、たりない」との事。
そうか。そう思うのか。流石は我が姫。それが正解だ。





夏休みの思ひ出というと。
逃げ出したり、旅したり、捕まったり、キャンプしたり…。
色々あるけれど、やっぱり田舎と畑かな。川崎や池袋の噎せ返る感じも懐かしいけれど、夏休みといえば、やはり田舎だ。


今暮らしている村は母の生まれ故郷。子供の頃、長期休みや親に事情がある時は、よくここに預けられた。
母の実家。おばあちゃんの家。まぁ正確にはおじいちゃんの家だろうけれど、ジジイは荒くれ者だったし、やっぱりおばあちゃんの家だ。





西瓜や煙草、大根、米。色々な作物を育て出荷する農家だった。夏は西瓜と煙草。特に西瓜。
朝から夕方まで畑仕事の手伝い。朝早くから収穫して、午後から市場に出荷。コンテナ3つに満載の西瓜を、拭いて並べてシールを貼る。そんな毎日。


働かざる者、食うべからず。その言葉通りに酷使された。でもね、キツかったけれど、辛くはなかった。おばあちゃんも叔母さんも、厳しかったけれど、大吾を可愛がってくれた。
畑で食べた朝ご飯や、市場で休憩の時に買ってもらう珈琲牛乳の味。本家の柱時計の音。お墓参りや花火。従兄弟とのカブトムシ捕獲や、おもいっきりテレビの「あなたの知らない世界」とか。





色々、転々とする暮らしの中で、いつもこの村は同じ空気で大吾を迎えてくれた。新発田駅で降りて、バスで村へ。
帰りは佐々木駅まで叔母さんが送ってくれて。いつも帰りたくなかったけれど、帰りたくないって一度も言わなかった。

当時は7人が暮らしていた本家も、今は叔父と叔母、従兄弟の三人暮らし。絶えてしまった分家に、大吾一家が暮らしている。あの頃は兄も妹もいて、皆、仲良かったな。
夏休み最終日の日曜日。そんな事を思い出したり思ったりしつつ。早朝から出勤&残業という不粋なザマを晒している大吾だ。





宿題に、追われる気分の、大残業。






本日の逸品・焼き鳥



20

DIYのピストル 3

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長月に入った。長らくブログをお休みしておりました。嶋本大吾でございます。
何故か多くの人が読んでくれている大吾ブログ。久々の更新でございます。


大吾暦的に、長月から秋。毎日は難しいけれど、少しずつ丁寧に更新してゆきたい。
この大吾ブログ『九弦狂咲記』も、どうぞご贔屓に。





さて。
色々ありましたし、色々ございますが。
取り敢えず今現在、大吾が何をしているかというと。


諸事情で唄いに出られず、取り敢えず何か出来る事を…やるべき事は山ほどあるが、やりたいと思う事の中で出来そうな事をやっております。
名付けて「今あるもので何とかしよう大作戦」、略して『D.I.Yのピストル』第3弾だ。





古道具屋で手に入れて、出来る手入れをして愛用していたが
肩紐が引きちぎれ、出番を失っていた年代物の革の鞄。



唄い始めた頃に秋田の革職人に頼んで作ってもらったが
数年後から細いストラップばかり使う様になって、出番を失っていた革のギター用ストラップ。



レッツら、まぜまぜ。





使いにくそうだけれど、何か気分が良い。このまま使おう。
出来る事は出来るだけ、自分でやれたら良い。何かを作ったり、直したり。きっと大事な事。

ジムとケーリも…そうなるかな。ゼーキンとホーリツ、勉強しなきゃ。
まぁそんなモノよりも。日々の食事を作るとか、掃除や洗濯とか、靴磨いたり。その方が素敵だけれどね。


時間も、作らないと出来ない。頑張っている人は、尚更。





久々に、書くとますます、纏まらぬ。






本日の逸品・金具



30

瞬間、告知重ねて

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水無月も中盤。今年も上半期が終わろうとしている。ここまで色々あった。これってモテ期かしら?と思うくらい。

今日もこれからの諸々について予定の変更や追加等。まず水無月後半に向けて、ひと山越えなければならない。



やれやれだが。

まぁ根本的に余裕で楽勝でクールな大吾さんだ。多少の難儀や問題があるくらいで丁度良い。ハンデだよ。

そんな不敵でフィールド全開な大吾さんから告知を二つ。






まず一つ目。

六月最後の日に新潟市古町六のパルムで唄会やります。

毎回満員御礼となる大吾唄会。今回は長野から大人な女性唄者をゲストに迎えての唄会。盟友『井口隼人』も出演。是非、遊びに来てね。



嶋本大吾企画唄会

『六弦夜唄 16』


2018/6/30(土)

会場・kaffa 蒼紫(新潟市中央区古町六番町)

開場・19時

開演・19時30分


入場料・1ドリンク付き2000円(予約制)


出演・井口隼人・山うらたかよ(伊那)・嶋本大吾



メールやSNSでの御予約、お待ちしています。






そして二つ目。

月末の唄会に向けて、そして上半期の終わりに向けて。やるべき事がやや立て込んでおります。

その先も色々すべき事や、しっかり考えたい旨もございます。それに向けて身心を整え、明鏡止水の境地を目指し(中略)でございます。



なので。夏の間、しばしこのブログを休止します。水無月、文月、葉月の三ヶ月の間、少し言葉を減らして、己を磨こうと思います。

生存確認をしたい方はFacebook等で。友達にしか公開していないので、メッセージ付きでリクエストを。






大吾は人に恵まれているから、色々心配してくれる人もいる。ありがとう。でも残念なくらい大吾は元気です。

仕事もプライベートも、自分磨きも順調。今年は久々に腹筋を六つに割ろうかな。氷室京介並みのシャープなフォルムも手に入れようかな、と思うくらい。



色々片付けながら

色々受け入れながら。

まず水無月の残りをしっかり歩いて、30日の唄会を目指します。槍が降っても唄うよ。聴きに来てね。

美味しいものも食べたし、素敵な時間も過ごした。明日から一丁頑張るべかな。

ブログファンの皆々様、良い夏を。また秋、長月の頃に、またここでお会いしましょう。






大人なの。生麦酒より、瓶麦酒。







本日の逸品・洗車機




2

蕎麦に辛子

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唄って。

思って。

考えて。

疲れて。

眠って。

目覚めて。

車に乗り。

海から山へ。

山から海へ。



歩いて。

話して。

食べて。

眠って。

想って。

アクセルを踏むと速く走って。

その分、時間は短縮されて。生まれる余白と、動かないものがあって。






大吾は理屈っぽい。意味や理由なんか無くて良いって、やっぱり言えない。

だから。そんな自分を認めなきゃ分からない事がある。ずっと。ずっと、知っていたけれど。



多くを並べても。たった一つ、たった一言に勝らない。当たり前の中心にある小さな一言。それは口にするのに、勇気が要る。

でも、その為に生きて、生かされる事を、やっぱり知っている。それなら。もう一つ一つの終わりを考えながら、生きていかなくて良いのかも知れない。簡単に、出来ないけれど。






大吾は理屈っぽいね。それを恥じる時もあるし、苦しい時もある。

でも。だから。例えば。今日は、これ以上、言葉にしたくない。



そんな事を想った六月十日の日曜日を経た、6/11の月曜日。時計は26:30を過ぎて。

雨音を聴きながら、今日を思い返しながら、控え目にアルコウル。洗い流したい事なんて、一つも無い。



理屈では、勝てぬ寝顔の、愛おしさ。







幼い頃から、お蕎麦が好きで。

初めて、山葵ではなく辛子で蕎麦を食べた。とても美味しかった。

でも美味しいはずだって分かっていたの。やっぱり美味しかった。



時間は止まらないし、巻き戻せない。それが良いんだなんて、やっぱり言い切れないけれど。

愛おしさに勝るものが無い人生って、泣きたくなるくらい素敵なもの。大人の理屈を気取ったって、愛しい寝顔には勝てないもの。だから、このまま進んでゆきたい。






ゆっくり、怖がらないで生きていたい。







本日の逸品・テーブルに鎮座する謎めいた植物