夜更けに耽る

IMG_20140729_080333~01.jpg
小さい頃から眠るのが下手だった。枕が変われば基本的には飲まずには寝られないし。

ちょっとした物音でも目が醒めるし、起きた瞬間から行動出来るスーパー低血圧人だ。






前世は忍者だったんじゃないか?と思ったりもするが、以前イベントで一緒になった占い師に占ってもらったら、中世ヨーロッパの何とかという名前の木だとか。

すごいな、大吾。
木だぞ木、樹木。
もう哺乳類どころか、動物ですらない。中世もヨーロッパも関係無いですね。






そんな大吾は最近お疲れモード。加えて寝るのがド下手期間に突入している。

普通でも連続で三時間以上眠り続ける事はまず無いが、近頃はもっとひどい。






まぁ眠れなければ寝なきゃ良いだけの話。人間は眠くなれば、必ず眠る。起きていられるのは元気な証拠だ。

眠れないついでに、ゆっくり考え事。

自分の人間嫌いについて
グレッチとヴィクトリアについて
自分にとっての音楽と唄者としての自分について

もう会わないであろう離れた街の友人や思い出、自分の身体と壁の色について。等。







眠れない事については、考えない。身体が決める事だ。








本日の逸品・ターミナル



C-8

夏の朝

IMG_20140731_090148~01.jpg
あの日の朝の事は、よく覚えている。
空は下越平野らしい、晴れているが白っぽく煙った感じで。






徹夜明け特有の、身体と心が別々みたいな感じのまま、飲み物を買いに外に出て。






風は吹いていなくて
空は高くて
田園には緑色が揺れていて






あの時はよく分からなかったけれど、きっと人生でとても大切な日だったんだと、日々少しずつ思う様になってきている。






色々な事がある。時には困難だったりするけれど。

どんな時でも
どんな事があっても
最初の希望は続いてゆくって事を、忘れないでいたい。







今年も、暑くなりそうだ。








本日の逸品・99円



C-8

リルパで昼食

IMG_20140727_130916~01.jpg
オフの昼下がり。
古町五番町の『Rirupa』へ。長月に企画しているイベントの日程報告を兼ねて、昼食を食べに行った。

9/20(土)に七回目となる大吾企画唄会『六弦夜唄・7』を、このレストランでやらせてもらう。






リルパはいつも美味しい食事と素敵な笑顔で出迎えてくれるお店。前回の六弦夜唄6の時からのお付き合い。

その時がリルパではライヴが初だったにも関わらず、機敏で愛のある対応をしてくれて、出演者にもお客さんにも喜んでもらえた。






今回は小さなお姫も連れて行ったら、何も言わずに取り分け用の食器とデザートが一つ多く運ばれて来たり。

しかも大人デザートは珈琲プリンで、サービスで付けてくれたのはカルピスプリン。素敵。






オムライスも油淋鶏もデザートも美味しかった。また近々、食べに行きたい。

9/20は素敵なお店と美味しい料理やお酒に負けないよう、素晴らしいステージにしたい。







詳細はもう少しで発表になります。皆も楽しみにしていてね。








本日の逸品・油淋鶏



C-9

2年生

IMG_20140726_191933~01.jpg
友達と一緒に二度目の夏を祝う。果てしなく長く、あっという間の二年だ。

お互い知らないところで手探りで奮闘してきて、何気なく今に至るのだから、不思議だ。






でも。
そういう話と結び付き易い、巷にありがちなロマンや運命論を崇拝する気は更々無いし、正直求めてもいない。

でも結果的に繋がるものには、大抵何かしら素敵な意味があるように思う。






頑張れば希望に辿り着く訳ではない。走り続ければ必ず幸せに出会う訳でもない。

ただ、頑張っていれば、頑張っている人に出会う時がある。頑張った時の苦労話をしたり、真剣だからこその失敗談を笑って話したりも出来る。






誰か達が口を揃えて言う分かり易い幸せに、果たしてどのくらいの意味があるかは知らない。

単純に、人生は素敵である必要がある。お洒落じゃなくても、飛び抜けた何かが無くても、人生は素敵である必要がある。







だから頑張って、疲れて、笑う必要があるのだと思う。








本日の逸品・アルファベットチョコ




海の花火

IMG_20140726_201532~01.jpg
猛烈な暑さの中、友達の暮らす街へ遊びに行った。日差しを避けつつ、小さなプールに足をつけたり、お弁当をたべたり。

酷暑は文字通り酷だが、暑さは素敵な日本の夏の大切な要素だから、上手に共存していかなければならない。






夜は海の街の大花火大会。
夏祭り時期特有のそわそわ感が漂う夜道を、花火会場の海水浴場を目指して歩く。

各々の路地から人が出てきて連なり、海を目指して歩く。水滴が川になって海に出るみたいだ。






この街の花火は打ち上げは勿論、水中に打ち込まれて海面に半円を見せる珍しい水上花火がある。

観たのは随分久しぶりで、しかも友達が素晴らしい場所を抑えていてくれたので、真夏の水上花火を満喫出来た。






花火は一瞬だ。

打ち上がって
花開いて
散って

終わり。


一瞬だから良いのではない。儚いのが良いのでもない。花火は、美しいから良いのだ。







贅沢な一時だった。ありがとう。








本日の逸品・一撃百発打ち上げ



C-8

金鳥の夏

IMG_20140720_151001~01.jpg
急に
一層
暑くなってきた感がある。

真夏の暑さは血液に、真冬の寒さは血管に優しくない。こんな顔面のくせにデリケートで申し訳ない。






でも身体に障るとしても、夏も冬も好き。そして夏は暑く、冬は寒いものだ。

そういう暮らしが出来るって贅沢で、有り難い事だと思う。






楽じゃないけれど好き。

唄とか
人とか
恋とか
なんでも同じで。

それは「何もしていないけれど暇ではない」って感覚と同じで、伝わらない相手にはどれほど砕いて説明しても伝わらない感覚だ。






逆に、伝わる相手には何の補足や説明無しで伝わるもので。それはきっと大切な感覚だと思う。

蚊取り線香は、やはり金鳥の蚊取り線香が一番マブい。煙たいけれど、毎年変わらない夏をくれる。







これからもっと、暑くなるね。








本日の逸品・蚊取り線香



C-3

17歳

IMG_20140723_205343~01.jpg
空の色と相まって、身心共にどんよりと過ごす一日。晴れたらハツラツな訳でもないけれども。

ようやく家に帰る車内はエアコンが完全に沈黙。やはり車にはエアコンがいるな。






何か引っかかりながら、少し先の事を考える。引っ掛かりが無い事なんか存在しない。

でも刺さった棘を抜こうとするのは、ヒトの本能ではないだろうか。人間的かは、微妙なところかも知れないが。






ナウシカは16歳で
クシャナは17歳だって。
ナウシカは…まぁ分からなくもないが、クシャナが17歳か。

弱冠17歳で
「タヌキめ」とか
「言わせてやれ」とか
「どうしたバケモノ」とか

たいしたものだなと思う。
ジブリヒロインで嫁にするなら、クシャナが良いな。






そんな事を考えながら雨音を聴きつつ、ギターを爪弾く水曜日の夜。やはりグレッチは素敵だ。

色々な事が速く、遠く感じる。
でもこの位置から見なくてはならない事がたくさんある様にも感じている。







禁酒が続く。麦酒が飲みたい。







本日の逸品・ウェットティッシュ



C-3