二年前の睦月、唄をやる前からの古いの知人が亡くなった。
悲しかったし、大きな事で。自分の中でも想う事が多くて。
その頃から、かな。時折ふっと胸の内に湧く言葉があって。
魔法みたい。ケアルやベギラマほど効果的ではないけれど。
その言葉は『折角だから』。何とも地味だが、意外と効く。
折角だから行こうか。折角だからやってみようか、となる。
せっかく。大吾は事のついでみたいな意味で捉えているが。
角を折るとはハードな字面だと思っていたので、調べると。
字の由来は鹿の硬い角を折るほどの困難、という事らしい。
そんな困難を乗り越えたのだから、どうせなら。って事だ。
折角バイクに乗ってるんだから革ジャンも、いや、違うな。
折角ここまで回したんだ、天井まで行っちまえ!でもない。
それらは毒食えば皿までですね。今日は折角だから、です。
折角ここまで来たんだからとか、折角会えたのだからとか。
その小さな行動が角を折るほどではなくても、意味はある。
大きく言えば折角ここまで生きてきたんだから、ってなる。
そう思えば、少し楽な気持ちで色々出来る。折角だからね。
・ベギラマは 銃刀法に 違反かな 魔法使いも 楽じゃないな
本日の逸品・たまごサンド
]]>また気が付けば、ふた月もブログを書いていなかった。
このいい加減さも、ウィークでチャームなポイントだ。
更新しない間も、日々見てくれている人達が結構いて。
役立つ情報も感動的な小話もないのに、有り難いです。
少々思うところがあり、ちゃんとブログを書こうかと。
でも毎日は難しいので、週2回くらい。日、水とかで。
昨秋から個人的に色々あり、バタバタしておりました。
ご心配もおかけしましたが、随分と回復しております。
秋、冬とバタバタしてきて。年明けもなかなか色々で。
身体もまだガタガタだが。治らないのは、もう個性だ。
色々と仕切り直し、心を新たに新年度を迎えたいなと。
それに向け、今から気持ち。引き締めていかなくては。
大吾はせっかちだし、寝起きからダッシュ出来るタイプ。
でも長いスパンの事は、時間をかけて考える必要がある。
唄以外の旅は基本手ぶら。キャンプもテントと寝袋だけ。
何でも行き当たりばったりでノープランな大吾だけれど。
ここから先は、努めて丁寧に考えて、丁寧に行動したい。
普通にしていると雑になるのが、大吾の数少ない短所だ。
・日、水と 週に2回は 書きまする
更新しないで ごめんなさいまし
本日の逸品・スーパードライ
]]>金曜日は新道で唄って。土曜日は朝早くから、バイクを組んだりバラしたり。
冬場に貴重な天気も良く、気持ちのいい土曜日。お昼から彌彦神社を参拝に。
彌彦神社は越後一之宮。一之宮はざっくり言うと、神社の県庁みたいなもの。
その土地で一番格式のある神社を一之宮という。廃藩置県よりも前からある。
なので仕切りが今の県とは違って、新潟には天津、居多、彌彦と三社もある。
その中で国幣中社の彌彦神社が一之宮感が強い。勿論、比較する事ではない。
新潟から30km。バイクに乗るようになった10代の頃から、よく一人で参拝に。
本殿、摂社末社の他に、バイク乗りだから、個人的に神馬舎も参拝している。
立派なカッコいい馬の像があり、賽銭箱は無い。賽銭は格子戸に置いて参拝。
同じ様な人がいるのか、格子の所々にお賽銭が置かれていて、なんだか和む。
そして帰りに西門近くの小川に下り、手を洗う。昔からずっとそうしている。
理由も無いけれど、そうすると心身共に清められた気がして、気持ちがいい。
大吾には徳も霊感も分からないが。そうすると気持ちがいいって大切な事だ。
何となくそう思う事って、大体が正解だ。それをいつから正解と思えたのか。
小さい頃からその事を直感的に分かっていたら、きっとそれは才能だと思う。
大吾は散々と経験と失敗を繰り返し、随分大人になってからそれに気付いた。
まぁ、大吾的にはそういうものだろう。神様は、いると思う。いた方がいい。
・手を合わせ 祈る姿勢に 意味がある 疲れた時こそ 忘れぬように
本日の逸品・おでん
さぁ、やって参りました。大吾が、今あるもので、やってみよう。略してDIY。
会社の決算と確定申告や、バイクのタンク内部のサビ落とし。楽器のお手入れ等。
その中で、何故か冬になるとはやりたくなってくるのが、そう『革洗いの儀』だ。
オークションやフリマ等で中古で買ってきた革の服を、自宅で洗う神聖なる儀式。
ショットに始まり、ギャングスタービルやルイスレザー等、色々洗ってきました。
革は洗えないってのは勘違い。だって服だもの。洗わずに着続けるのは嫌でしょ。
今回は年末に一着売却し、そのお金で新品と中古を二着買ったうちの、中古の方。
ルイスレザーのロードマスター1型。青羽根タグで二十年前の微妙なビンテージ。
大吾のジャストより1サイズ小さいが、まぁ何とかなるだろうと購入。色は茶色。
写・1
前オーナーが新品でオーダーしたが、サイズアウトした物。普通に古着って感じ。
まず状態は、それほど悪くはない。長い間着られず、自宅保管されていたらしい。
写・2
所々に擦れというか、表皮がささくれて色が飛んでいる箇所がある。塗るか迷う。
全体的に革は薄く、柔らかい。青羽根期モデルに多く見られる、軽く薄い牛革だ。
写・3
ルイスレザーは内ポケットがオプションだが、ロードマスターは内ポケ標準装備。
だが何故か右側。現行新品のロードマスターも持っているが、やはり内ポケ右側。
右利きが多いから左側にあるのが普通だが。大吾は文字以外両利きなので無問題。
内装に破れは無い。多少の汚れと防腐剤の香りがする。これはお洗濯しましょう。
写・4
DO NOT WASHと書かれているが気にしない。人生ってのはそういうもんじゃない。
写・5
カビや汚れも大した事は無いので、ブラシがけ後、洗濯機へ投入。普通にお洗濯。
裏返しにしてなるべく金具を内側になるように折り畳み、ネットに容れてお洗濯。
写・6
革ジャンを洗濯機で洗うなんて!って気持ちは、令和になる前に捨てちまったよ。
汚れちまった悲しみに。いや、お洗濯してるから汚れちまってはいないけれども。
お水は微妙な色に。これは汚れと言うより、顔料や鞣し剤が溶け出しかなと思う。
縦ドラムは脱水の際、揺れるし凄い音が出る。対策として両手でしっかり抑える。
物凄い音で振動する洗濯機を必死に抑える自分の姿を想像すると、何だか哀れだ。
写・7
洗濯後、まずタオルで全体を拭く。革というものは脱水では十分に水が抜けない。
脱水はしない!という人もいる。大吾も最初はタオル&自然乾燥だけにしていた。
今は気にせずに普通にお洗濯コース。だって全自動洗濯機だぜ?自動でよろしく。
タオルで水滴を拭き取り、裏地側から干す。縮ませる目的でも乾燥機は絶対駄目。
表面の革は縮んでも布の裏地は縮まない。袖口や裾から裏地がはみ出てたりする。
それに革ジャンはいくつかのパーツから出来ていて、パーツごとに縮み方も違う。
左右の袖の長さが変わったり、前立てが合わなくなったり。革質が悪くなる事も。
写・8
半乾きで馬油を入れて、全体の水分が乾いたら、豚毛ブラシで全面を丁寧に擦る。
ブラシがけは汚れを払うだけではなく、表皮を摩擦で温め、油分を浮き出させる。
このブラシが大切でかなり効果的だ。新しい革なら、ブラシと乾拭きだけで十分。
しこしこシコシコと無心にシコったら、全体の様子を見て、足りない油分を補給。
馬油やクリームは、手で塗り込むのがいい。布を使うと、油分を無駄に吸い取る。
指先で塗ると、油分の過不足や革の状態も分かる。まぁ、ヌルヌルするけれども。
写・9
出来上がり。カラーレザーに使う顔料のせいか、オイルがやや入りにくい感じだ。
ただ革が薄めなので、割と手早く全体に馴染ませる事が出来た。色の補修は保留。
油を入れたりブラシをかけたりする作業は好き。革が生き返る感じがして。ヌルヌルするのはそんなに好きじゃないけれど。同業で盟友のイケメン唄者、井口ハヤト君はローションの達人。ローションマスターと言っても過言ではない。
写・10
サイズは34。大吾の普段のサイズは現行の36タイトフィットなので、一つ小さい。
加えて青羽根(666)期のサイズ感は、現行のモデルよりも小さめだと言われている。
着てみると、結構タイト。革ジャンというより、シャツジャケットだ。太れない。
骨盤に当たるところがギリギリな感じだ。タイトなミニワンピってこんな感じ?。
ここから脚を出すとか、なかなかの度胸だ。世のギャルの皆様、お疲れさまです。
・補足
革ジャン洗うのに気を付ける事は?と聞かれるが、乾燥機は使わないくらいかな。
あとはオイルとかクリーム選び。とてもダンディーな香りのを使うと、後が辛い。
まず何より、ヤフオクやメルカリで買う時、革ジャンとバイクに共通する注意点。
革ジャンもバイクも写真写りがいい。だから実物よりも遥かに綺麗に見えるのだ。
あとは基本的に定期的に着る、ハンガーに吊す、ブラッシングと乾拭きが大事だ。
オイル入れは洗濯時と乾燥が気になる時で十分。革質によっては年一回でも多い。
なので、定期的にオイルメンテナンスしてあります!みたいな中古品には要注意。
カビが生えやすい状態、また革の内側で既にカビの根が張っている可能性が高い。
まぁ洗えば大体のカビも汚れも除去出来るので。良いのがあったら買うで良きだ。
・革洗い 何度やっても 気持ちいい 次はどんなの 仕入れようかな
本日の逸品・炭酸水
今日は集落の塞の神の日。どんど焼きとも言うが、地域によっては伝わらない。
塞の神は昨年の御札や御守り、しめ縄等を焚き上げて感謝し、新年を祝う行事。
雑に言うと大きな焚き火なので、田舎じゃないとなかなか難しい有難い行事だ。
年男年女が火を着け、その炎で炙ったあたりめを食べると無病息災祈願となる。
今朝は早くからその準備。会場にテントを立てて、御札を焚き上げる櫓を組む。
竹の骨組みに葦の簾を巻きつける。組んでいる側から、御札等が持ち込まれる。
受け取った御札や正月飾り等を、袋から出し、なるべく綺麗に櫓に積んでいく。
のだが。札の山の中にはカレレンダーや置き物等、理由のわからない物も多い。
燃えるゴミ集落ではない。焚き上げだ。対象は御札、御守り、正月飾りが基本。
会社で余ったらしき数年分のカレンダーや御歳暮。電話帳。鏡餅にみかんまで。
それをいい歳のジジイやババアが、薄い笑顔でそっと袋のまま置いていくのだ。
出来るだけゴミと御札等を仕分けつつ、準備。量が多くて途中から間に合わず。
まぁいい。四年ぶりの祭事だ。炊き出しの豚汁を頂き、子供達の点火式を観る。
勢い良く燃え上がる櫓の炎。天に立ち昇る煙は、何というか、実に毒々しい色。
まぁビニールとかプラスチックとか、色々と入ってるからね。と苦笑いしつつ。
子供達には、あたりめは儀式的にサッと炙るくらいで、煙に当てるなと伝える。
年寄り達は煙どころか、焚き火の中に突っ込んて真っ黒に焼いている。流石だ。
あたりめを焼く竿の列に割り込み、子供より先に取ろうとする老人を叱ったり。
田舎は良い意味でおおらか。悪く言えば雑。極めて雑だ。まぁそういうものか。
それでも四年ぶりに炊き出しも点火式も出来た塞の神。天気も良く、何よりだ。
・年の功 ダイオキシンなど くそくらえ
本日の逸品・豚汁
新年、明けました。元旦早々から様々ではありますが、新しい年になりました。
人は自分が見聞きしたり感じたりした事を、自分の心身を以て受け取っている。
だから情報量が多かったり内容が辛かったりすると、悩んだり苦しくなったり。
普通の事だ。劣っている訳でも悪い事でもない。人として自然な感覚だと思う。
その上で。今、自分が何処に在り何をしているのか。それを意識するのが大切。
大変な事を知って、苦しく思っても。気持ちを引っ張られるだけではいけない。
大変なのは自分ではない、と意識できれば動けるし、出来る事も見つけられる。
今、自分が何処に在るのか。実質的にも精神的にも。その事を意識していたい。
人や事に寄り添うのは大切だけれど、喰われてはいけない。喰ってしまうから。
ただの同調や同情するだけでは、そこから違う場面や行き先を想像し辛くなる。
良い意味で、人は人、自分は自分。倒れる方向と逆に引く力が、支えの基本だ。
心は大切なもの。言うまでもない。それを守るために冷静な判断も必要だから。
新年、辰年を迎え。正月らしさは初詣くらいだったけれど、良い一年にしよう。
今年の抱負は、自分が今どこに在るのかを見失わない事。真ん中に自分を置く。
根拠も無くざっくりだが、大切な事だと思う。何と無く感じる事は大抵正解だ。
毎年の目標である『自分に厳しく』も忘れずに、常に自分の方向を意識したい。
のど飴を舐めただけでも太る己の体質や体型にも、血の滲む努力で立ち向かい。
・明けまして ふと気が付けば 辰年だ 龍の肉って 美味いのかしら
本日の逸品・そぼろ
二十一回目となった六弦夜唄を、古町六番町の老舗喫茶店パルムにて開催。
今まで大小問わず、色々なライヴや音楽イベントを企画してきた気がする。
企画や参画が好きな訳ではない。やりたい事は自力でないと出来ないのだ。
例えばライヴであれば。自分のやりたい事を、どうお客さんと共有するか。
演者もお客も楽しめる形や空間を、どのくらい理想に近づけるかが重要で。
色々と経験して。六弦夜唄は今の形に落ち着いた。コロナを経ても同じ形。
井口と大吾がゲストを迎え、計三組でゆったり弾き語りを楽しむ企画唄会。
時間や流れ的に、唄者にもお客さんにも。この形が今は一番気持ちがいい。
今回ゲストには秋田から、六弦夜唄とは縁の深いササキヨウスケ兄さんを。
バンドマンでロッカーであり、バイク乗り。大吾憧れのカッコいい大人だ。
兄ちゃんと一緒に唄える事自体が、大吾にとって大きな評価で、御褒美だ。
お客さんからササキさんをまた観たい!と言われた時も、本当に嬉しくて。
唄会の詳細は書かない。書けない。あの場にいた人達との共有の宝物だし。
とにかく楽しかった。好きな人達と一緒に唄えて、それを聴いてもらえて。
今回のカヴァー曲のお題『年上の女性へのラヴソング』も三者三様の選曲。
パルムを古町の老舗サ店に育て、今年で勇退するチーフへの花束に添えて。
お金にも名声にも程遠いが。唄やってて良かった。本当にそんな夜でした。
ありがとう。
大吾の曲目(記録)
1.ハイランド
2.雨の秘密
3.No.14
4.終わりゆく世界
5.あの家の子
6.カヴァー曲(年上の女性へのラヴソング)
7.ヴァルキュリー
・兄ちゃんが ため息出る程 マブかった やられた感も また御褒美だ
11日の逸品・花束
いよいよ今週末の土曜日、十一月十一日。古町六番町の老舗喫茶店パルムにて。
二十一回目となる大吾企画唄会『六弦夜唄(ろくげんようた)』の開催となります。
有事の際バタつかない様、ケツを持つ責任者は一人であるべき、が大吾の持論。
なので大吾企画唄会としています。実際にはほぼ全会、井口隼人とランデヴー。
企画から開催日やテーマ、本編から打ち上げまで、井口と大吾で運営してます。
そこに素敵なゲストをお招きして、ゆったりじっくり弾き語りを、という唄会。
二十回目は井口と大吾二人で一区切り的に締めて。今回はまた新たな気持ちで。
大事な局面でいつもロックしに来てくれている、ササキヨウスケ氏をゲストに。
2023/11/11(土)
嶋本大吾企画唄会『六弦夜唄・21』
Kaffa 蒼紫(カッファ パルム)
新潟市中央区古町6番町987 ミサワビル2F
025-228-2050
出演
・井口 隼人
・ササキ ヨウスケ
・嶋本 大吾
開場・18:30
開演・19:00
入場料(1D付)・2,000円(予約制)
席が残り僅か。間もなく完売。お悩み中のあなた、御予約をお待ちしています。
・今回も 絶対俺たち カッコいい 唄会の日が 楽しみすぎる
本日の逸品・蚊取り線香
]]>
一週間前に峠で転がしてしまった吾号を、寝る間を惜しんで修理、整備。
新品の交換部品はほぼ無い年代物。自分で直せる程度で済んで良かった。
十三日の金曜日。早朝から修理した部品を組付け。朝食や家事を済ませ。
病院に行き、書類仕事。学校行事を応援。あれこれと済ませて、御昼時。
さて、外装と電装のテストも兼ねてツーリング!と意気揚々と出掛ける。
予想通り走行に問題は無いので、予定通り温海、鳥海、象潟経由で北上。
秋晴れの海岸や山道を楽しみ、夕刻に秋田入り。宿でお風呂を頂き一休み。
吾号を格納し、一人飲み屋街を散歩。こういう時間はガキの頃から好き。
久々に『草階のみせ』に到着。店主である草階の兄弟とスコッチで乾杯。
その後、イシコウも来てくれた。ゆっくり話すのなんて、何時以来だろ。
イシコウと『ヴェトロ』の小松くんのムーココンビは、お酒を飲まない。
が、飲み会を酒呑みと共に楽しめる優秀な人種で、無駄にお洒落さんだ。
唄旅打ちで、秋田で最初に出会ったのが草階の兄弟。すぐにイシコウも。
アゴラ広場にマックがあった頃だ。あれから幾年月、色々な事があった。
草階の兄弟は音楽事務所に加え飲食店も構え、イシコウはタレント業も。
もう少し楽な道もあっただろうに。苦労は問わないって辺りは、流石だ。
この先も胸張って、やせ我慢していこう。逮捕と大病は、避けていこう。
・秋の酒 色気は無いが 最高だ 次はもう少し ゆっくり来たい
本日の逸品・イシコウの代車(ラパン)
]]>バイク乗りがライダースを着るのは、ファッション性と共に性能の部分も大きい。
風を通さないし、バタつかない。高速で服が風に引っ張られるのはとても危険だ。
体力的にも身体に風を浴び続けない事は重要。そして、転んだ時にも革は頼れる。
シャツ一枚では皮膚や肉が削れてしまうが、革の服なら打撲程度って事もザラだ。
まぁ御守り代わりでしょ?革ジャンもブーツも高いし、コケる様な走りが駄目よ。
と思う方もいるでしょう。大吾ね、実際にコケてみました。革ジャンにブーツで。
慣れた早朝の峠道を攻めていた所、落ち葉でスリップ。人馬一体でガリガリーと。
レッドウイングのエンジニアは一部が削れ、金具が引き千切れて無くなっていた。
強度が弱いと噂のルイスレザーの羊革の服は削れたが、身体は内出血&打撲程度。
ディッキーズの生地厚めなワークパンツは裂け、大吾の膝になかなかのダメージ。
これが半袖やハーフパンツでサンダルだったら、骨まで見える様な深手だったな。
手袋も大事。酷暑となる真夏は、重装備から熱中症になる事も多いから難しいが。
何するでも。やはり装備は大切だって事。基本だから、疎かになりがちだけれど。
今回は単独で転んだから、誰にもケガさせなかったし。大吾も軽症で済みました。
直したばかりのバイクをまた壊してしまったけれど。不幸中の幸いに他ならない。
心配して連絡くれた兄弟や親友、フォロワーさん達。ありがとね。気を付けます。
ロックでもバイクでも。やはり転がるオトコには、革ジャンとブーツが必須よね。
・革ジャンと ブーツとバイクが 傷だらけ なるべく自分で 直してあげなきゃ
本日の逸品・パルシングカバー
シマモトダイゴと申します、夜の街に推参するケチな道端唄者にございます。
唄以外に好きな物は、バイク、革製品、ギター、サウナ、麦酒、ウイスキー。
ウイスキーはバーボンもアイリッシュも良いが。スコッチが一番好きですね。
小博打と美女と夜の街も好きな、健全な美青年だ。焼きそばと猫も好きです。
ロマンチックな大吾さんなので。基本的に、ロマンを感じるものが好きです。
なので。バイクやギター、革の服も、スペックや市場価値だけでは選べない。
経験や思考、理想。生活環境やスタイルに、その時々の感情や憧れも含めて。
見て、触れて。それが自分にグッと来るかどうか。己の身心で感じるか否か。
と書けば、小難しくて小賢しいこだわりの様にも思えるが。とても単純な事。
大切なライヴで、舞台に上る時。性能や価値だけで、弾くギターを選べない。
やっぱり好きなギターじゃないと。感情の乗りが違う。大吾個人の見解だが。
革より軽くて扱い易く、安い素材は沢山あるが。やはり革の服の感触が好き。
好きな物って大切。日々生きてゆく上で大変な事や、難儀な時って必ずある。
疲れて何もしたくない時でも。好きな物に触れたり眺めたりで、元気出たり。
愛用ギターを眺めつつ、お気に入りのグラスでお酒を飲む。好きな靴を磨く。
好きな物語のセリフを呟き、自分を鼓舞する。自作のお皿でケーキを食べる。
物に拘るのは下らないって話も聞くが。好きって気持ちを感じる事が大切だ。
・好きな物 見るも触れるも 気持ちいい 頑張る理由の 一つにもなる
本日の逸品・ブロンクスジャケット
]]>暑かった今夏も終わった。まだ全然暑いけれど、大吾暦的に、長月はもう秋。
如何に夏日が続いても、やり残しがあっても。九月一日からはもう秋なのだ。
それにしても今年の夏は暑かった。最低30℃、最高40℃とか。本当に危険だ。
まだ残暑と呼ぶには酷な暑さが続く。倒れない様に、気を付けねばならない。
この夏も色々な事があった。毎日暑過ぎて、バイクで旅に出られなかったり。
泳ぎにもキャンプも行かず、あまり夏らしい行動は、しなかった様にも思う。
けれど四年ぶりにお祭りやイベントが開催されて。夜の街にも活気が戻った。
30℃超の熱帯夜に唄うのは身体に障るが、やはり夜の街が賑わうのは嬉しい。
帰省や各所の再起動で、久しい再会や出会いがあったのも、今夏の思い出だ。
先日。古い知人の訃報を受け取り、落ち込みもしたが。それも今夏の思い出。
人生には後悔や迷いがついて回る。それを切り捨てる必要はないと思うのだ。
真剣に大切に思うからこそ、不安だったり怖かったり。そして嬉しかったり。
喜びは苦しさの先にあるから良い、なんて理屈は大っ嫌いだ。冗談じゃない。
でも大切な何かに対して、真剣に生きていたら。必ず困難にぶつかるものだ。
そこは避けて通れない。両手を広げて陽を受ければ、後ろの影は大きくなる。
そんなの知らない、ってのも不粋だ。全部、自分だから。大切な事なんだよ。
夏が終わった。色々あったけれど。終わってみりゃ、やはり良い夏だったよ。
・電気代 一体いくらに なるのやら
本日の逸品・カレーライス
]]>ふと気が付けば、また随分と放置してしまっていた大吾のブログ『九弦狂咲記』。
各種SNSが猛威を振るうなう。わざわざブログでもあるまいという感も、正論だ。
では何故に時折思い出したやうに書くのか。それは時折思い出すからなのかも。
文章を書くのは好き。無学ゆえの乱文駄文だが、客観的に自分を知る時もある。
もしかしたら、文を書く仕事をもらうかも知れない。だから時々思い出さねば。
書き方やコツ、等ではない。そんな学も才も無い。思い出すべきは、気持ちだ。
大体に於いて、好きっていう気持ちは重要だ。物、事、人、どれに対してでも。
好きな気持ちがあれば何でも良い訳では無いが、それがなければ何にもならない。
よく見聞きする話で。自分は歌もギターも下手な素人だけれど、みたいなやつ。
その無意味な言い訳で下がるのは、己のハードルだけではないと理解すべきだ。
価値が下がる。その歌、見に来る人の時間、自分自身の価値まで下ってしまう。
真剣に積み上げて、全力でそれを出す。そこになんの言い訳や前触れが必要か。
下手だって言ってたけれど、実際聴いたら上手いじゃん!とか言われたいのか。
或いは上手いと思われて、期待ハズレになるのが怖いのか。どっちも駄目だろ。
本質からズレている。真ん中には大切な思いがある。それを出すのは大変な事。
くだらない策や低い柵を更に下げる徒労に、心や体、時間を使っていられない。
例えば唄なら。心を込めて真剣に唄う。だから聴いてと、大吾はそう言いたい。
・どうせなら カッコつけろよ 男だろ
本日の逸品・茉莉花茶
]]>夏が来ると同時に、一年の後半が始まる。もう半分が終わっているって事だ。
一年の計は元旦にあり、と言う様に。正月辺りに一年の目標を立てたりする。
それが新年早々からの忙しさに押され、押され。気付けばもう、弥生も中頃。
三月末には年度末だ。よし、では新年度から気持ちと目標を新たに、頑張ろ。
そうやって迎える弥生、卯月だが。年末年始とは違う色の忙しさに追われる。
ならばGWを境に…でも夜唄者&零細事業者の大吾に世間の大型連休は的外れ。
う〜ん。どうしましょ。で、迎えるのが一年の折り返しである、水無月末だ。
残りの半分は、せめて人間らしく。逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ。
大吾は大味で雑な男だが。一方で、意外と自分に厳しい一面もあったりする。
常に己に厳しく居続けられたら良いのだけれど。その厳しさも偏っているし。
良い一年を過ごそう。自分らしく生きよう。そう考えるのは、きっと正しい。
何が良くて、何が自分らしいかは流動的だが。美しく感じる事をしていたい。
今年の目標は節制節約、だった気がする。有形無形を問わず、無駄は控える。
ストイックかつシンプルな生活には憧れがある。無駄にも意義はあるけれど。
節約し、使う場面で使う。惜しげもなく、湯水の如く使う為に、無駄を省く。
まぁその湯水も枯渇寸前だが。シマモトダム渇水。新たな水源を確保せねば。
まず健康。身体を治しつつ、ガード下で麦酒して。無駄遣いは控える方向で。
・夏用の メットは新たに 買わなくちゃ 後はなるべく 節約…します…
本日の逸品・ポテトサラダ
]]>あっという間に今年も半分が終わった。一つ一つ思い返せば、だいぶ長いが。
それでも。ふと気がついてみれば、やはりあっという間に上半期の終わりだ。
今年の上半期はどうだったか。ギターやバイクが壊れたり、身体を壊したり。
思い掛けない部分に気力や体力、時間や手間が掛かった。あとお金も使った。
出来る事には限りがあって、全部は出来ない。順位をつけなければならない。
ギターやバイクはお金や手間を掛ければ直る。身体はそう簡単にはいかない。
何をするでも、そこそこ健康な身体が必要だ。気力については是非に及ばず。
体調が悪いと、心の選択肢も減る。健全な精神は、健康な肉体に宿りやすい。
そこそこ健康とか。宿りやすいとか。なんでそんな適当な言い方をするのか。
全開ではない方がいいのだ。常に全力ではない方がいい。基準には出来ない。
良かった時は忘れ難く、それを再生しようとする。何かが足りてなくてもだ。
気持ちが無くては何も始まらないが、気持ちだけあったって何にもならない。
手を抜いて生きるって事ではなく。全力出したなら、倒れていい訳じゃない。
そういう事を感じて、考えた上半期だった。勿論、彼是と色々な事もあった。
苦しんだ事や悔しかった事。それらに負けず頑張った事、嬉しかった事とか。
四年ぶり二十回目の唄会もやれた。東京にも行けた。会いたい人にも会えた。
色々あっても、結局は良かったになる。する。伊達や酔狂で生きてないのだ。
・頑張れば いい事あるかは 知らないが いい事あったら 頑張れるもの
上半期の逸品・ガード下で麦酒
]]>約四年ぶりとなった大吾企画唄会、六弦夜唄。紆余曲折の四年間だった。
企画時は誰も来なくても仕方無いかも知れない、くらいの気持ちだった。
当日は定期開催出来ていた19回目までと同様、満員御礼。完売札止めで。
兎に角、来場してくれた人。来られなくても応援してくれた人に、感謝。
毎回、記録用に演奏曲目は書き残しているが。唄会の詳細は記しません。
やはりライヴはの大半は、会場にいないと伝えられない事で出来ている。
自分の勝手で一方通行な想いや葛藤、過去や現在や希望を唄で表現して。
その中に、人としての何かがある。あるかも知れない。あって欲しいと。
お金と時間を頂戴して、唄者は舞台に立ちます。プロもアマも関係無い。
下手だけれど気持ちは誰にも負けない!なんて理屈は、屁にもならない。
唄というものは聴き手と唄者の間に在る時が、一番素敵だと大吾は思う。
その唄が独りよがりにならずに済むのは、聴いてくれてる人がいるから。
人への感謝や励ましの唄でなくても。否定や抗いばかりの唄であっても。
その唄を聴いてもらえる喜びや感謝を、どうしたら伝えられるだろうか。
これ以上書いても、ただの文章だ。唄に対しては素直な気持ちでいたい。
やって良かった。やれて良かった。二十回目の六弦夜唄、無事閉幕です。
本日の演奏曲目
1.映画館へ
2.ハレルヤ
3.8km
4.あの家の子
5.カヴァー曲(お題)
6.丘の上のエルフ
7.風車
井口✕大吾
1.カヴァー曲(ハナレグミ)
2.カヴァー曲(B'z)
3.靴音(井口隼人)
4.ヴァルキュリー(嶋本大吾)
5.カヴァー曲(フィナーレ)
お題やフィナーレのカヴァー曲目は、会場だけの秘密とさせて頂きます。
久々に古町に来た友人と、唄で稼いだお酒で乾杯出来たのも嬉しかった。
来てくれた皆、外で聴いてくれた人、井口ローション隼人、ありがとう。
・今日一つ 何かに勝てた 気もするよ 大吾の唄は 届いただろうか
六月十日の逸品・麦酒
]]>六月十日の土曜日は、古町六番町の老舗喫茶店パルムにて四年ぶりの唄会。
大吾の自主企画の弾き語り唄会『六弦夜唄』を行います。今回で二十回目。
2019年に19回をやって。その後、世界規模でコロナの感染拡大が流行して。
俗に言うコロナ禍の世となり。夜の街も音楽業界も、長い黄昏時を迎えた。
その間、何度か興行を考えたが。やはりお客さんの事を考えて、再延期に。
苦渋の選択だなんて、簡単な話じゃない。六弦夜唄は19回目で興行を停止。
コロナが始まり、全てのステージのオファーを断り、路上活動だけにした。
正直、ここには書けないくらい色々な出来事があった。色々な事を考えた。
それでも唄ってきた。もう馬鹿なくらい唄うのが好きで。夜の街が好きで。
やっと唄会が出来る。皆に会える。言葉にすれば不粋だが、とても嬉しい。
以前からレギュラーである井口ハヤトと、二十回目は二人だけでやろうと。
各々のソロ、後、二人での2ステージ。もう楽しみで楽しみで仕方が無い。
前日ではありますが、キャンセルが出たので、少しお席を御用意出来ます。
三席程ですので、行けるよ!という紳士天女の皆様、お問い合わせ下さい。
2023/6/10(土)
嶋本大吾企画唄会『六弦夜唄・20』
会場・Kaffa 蒼紫(カッファ パルム)
新潟市中央区古町6番町987 ミサワビル2F
025-228-2050
出演
・井口 隼人
・嶋本 大吾
18:30開場
19:00開演
入場料(1D付)2,000円(予約制)
井口ローション隼人と嶋本アルジャーノン大吾。夜の唄のお兄さん二人。古町のパルムでお待ちしています。飲もうぜ。
・四年ぶり 万事を排し 愛に恋
本日の逸品・スーパードライ
]]>柴又に付き合ってもらったので、次は井口ハヤトのお買い物にお付き合い。
浅草は仲見世通りにある草履等の履物の老舗、辻屋本店に雪駄を見に行く。
井口はその高級和装履物店で、十年に一度レベルの真剣な顔で思案に耽る。
今履いているのも辻屋本店ので、三万くらい。同じくらいの買おうかなと。
雪駄に三万!ってば高いけれども。十年履いたらしいから、物は確かだな。
大吾も雪駄を履くが、気兼ね無く雑に履くので。二年毎に手頃なのを買う。
井口はイケメンで違いが分かる男。変態だけれど。物にも随分と拘る派だ。
選んだ雪駄は和装履物の老舗、辻屋本店でも高価なお品。お値段、約七万。
雪駄に七万!とも思うが。サクッとこういう決断をする男は、正直マブい。
残念ながら。全く以て世の女性からは、御理解は頂けないだろうけれども。
人が大金を払ってお買い物するのって、楽しい!と笑っていたのだけれど。
この後は原宿に行くんでしょ?と詰められる。原宿とは、ルイスレザーだ。
7万?買え買え!せっかく来たんだぞ?!と煽りまくった私でございます。
原宿で何も買わなかった日には、七万の男に正月辺りまで糞味噌言われる。
七万円の男を黙らすのには、十万のブーツか。まだバイクも直ってないぞ。
と、内心は戦々恐々としていたが。結局浅草で飲み過ぎて、帰りの時間に。
君はすごい人だね、井口ハヤト君。7万円くらいの男と呼ぶに相応しいよ。
・高いけど それに見合った 造り込み 和の文化って いと美しい
お江戸最終日の逸品・井口ハヤトの高級雪駄(鼻緒からして鹿革とか使われてるのよ!)
]]>かつて古町の路上で唄っていた仲間二人と再会し、久々に西新宿で乾杯。
古町の歌うたいで、打ち上げ以外で飲んだ事があるのは、井口くらいだ。
大吾には、会う頻度や距離は関係無くて。二人共、大吾にとって友達だ。
何年ぶりだったのだろうか。会えて良かった。また飲もう。次は朝までな。
宿で目覚め。井口を電話で起こし、朝ごはん。勿論、全然食べられない。
朝日が似合わない井口と二人、ヨレヨレと東京を歩く。まぁ、悪くない。
電車を乗り継ぎ、男の聖地、葛飾柴又へ。帝釈天と車寅次郎を参拝しに。
東京に住んだ時もあったが。日々バタバタで、柴又に来た事は無かった。
人には機というものがある。機が会わなければ、無理をしても仕方無い。
今そう思ったなら、今だ。今だから来れる場所。今だから乾杯出来る夜。
今の自分だから、この人に会いに来られた。なら歳を取る事も悪くない。
出来る事、出来ない事。それはいつでもある。きっとずっと自分だから。
柴又駅で降りると、寅さんとさくらの銅像。そこからあの参道が続いて。
帝釈天を見て、小さい頃に父親と映画館で観た男はつらいよを思い出す。
参拝して、茶屋で麦酒。嗚呼、大人になってから来て良かったなと思う。
駅への戻り道は少し黄昏た気持ちになったけれど、ちょうど電車が来て。
井口に急かされ、二人でダッシュで飛び乗ったら、逆方向だった。無様。
・何であれ 今更なんて 無いかもね
柴又の逸品・帝釈天の御守り
]]>昨年多かった横浜出張の際、ちょっと買い物に東京へ来たりはしていたが。
今回は井口の誘いもあり、ずっと叶えていなかった事を成すため、東京へ。
出張は自走だったが、今回は単身なので新幹線。朝食は缶麦酒。極楽至極。
一泊だからシャツや下着なんかはホテルで洗えばいいし、手ぶらでゴーだ。
今回、目的がいくつかあって。一番に思ったのは、長く叶えていない約束。
他愛の無い口約束だったとしても、それを大切なものに変えるのは行動だ。
コロナの流行もあり、大吾も病気や手術で、随分と時間が経ってしまった。
何の約束かは胸の中にしまっておく。想いと動く事で、約束は出来ている。
不忍池の辨天堂を参拝し、広い公園で生麦酒。ゆっくりと色々、思い出す。
唄い始めた頃。ツアーが続いた頃。親になった頃。心身の痛みや夜の長さ。
大吾は運が良い。色々あったけれど、運が良かったから、生きてこられた。
一番は出会い運。知人は多いが、胸中を話せる友達は少ない。でも、いる。
辛い時、苦しい時、励ましてくれた人がいた。その言葉があって頑張れた。
その人も遠く離れた街で、色々と抱え、多くを語らず日々を頑張っている。
その人に会える自分になれる様、頑張ろう。ありがとうと言いに行こうと。
騒々しい上野のガード下を歩く。未だに半端な男で、申し訳なくも思うが。
自分も力になれたらと。何か一つでも返せたらと。やはり、いい人生だな。
・約束は いつかいつかで 消えてゆく 今出来るなら 今すべきだな
本日の逸品・入場券
]]>イケメンで唄心、指技共に卓越したモノを持ち合わせている男、井口ハヤト。
心技体と揃ったイケメン唄者だが。自他共に認めざるを得ない変態でもある。
どう変態なのかは、ここには書かない。書けない。大吾はアイドルなのでね。
そんな井口さんはシティボーイなので、普段は小洒落た自転車に乗っている。
変態が洒落た自転車なの?と意外に感じるかも知れないが。井口はお洒落だ。
悪い奴らは天使の顔して、心で爪を研いでいるものさ。変態も普段は普通だ。
澄ました顔で小洒落た自転車を漕ぐ大人の男が、実は変態。世界は玉虫色だ。
そんな井口がスクーターデビューしたいと。バイク経験はほぼゼロな彼だが。
バイク乗りなら。バイクに乗る事を人に勧めてはならない。大吾もそう思う。
乗りたい人の相談は乗る。バイクってどう?と聞かれたら最高だと答えるが。
乗っていない人に最高だから乗りなよ、とは言ってはいけないと学んでいる。
バイクは乗りたい、乗ろう!と思った気持ちが、最初にして最大の鍵になる。
井口は大人になって、初めてバイクに乗る。排気量やスタイル等は関係無い。
ただの移動手段ではなくて。人生に一つ、新たな自分が登場するきっかけだ。
朝、ドアを開けて。そこに停まっている自分のバイクを眺めて、グッとくる。
颯爽と跨って、海まで走って珈琲を飲むとか。そういう気持ちを手に入れる。
嬉しそうな井口の横顔を見ながら。彼はやはり、変態だなーって思いました。
・ナンバーを 持ってメットを 持ってこず 尻を隠して 頭隠さず
本日の逸品・ローション号
]]>コロナ禍と呼ばれる時期に入って。世の中はパニックからヒステリーを起こす。
兎角、槍玉に上げられたのが、夜の街とエンターテイメントだった様に感じた。
店を開けるから感染が増えるとか、こんな時にライヴや演劇なんて酔狂だとか。
仕方が無い部分もある。でも責める先を探している様な風潮があった気がする。
それは外側だけでなく内でも。こんな時こそライヴやるのがロックだろ!とか。
今ライヴしない奴は腰抜けだとか、こんな時もやる俺たちこそが本物だ!とか。
自粛警察なんてのも出てきて、噂話から陰謀論、コロナはギフトなんて話まで。
どんな時でもそうだが。正義を振りかざせば安心って奴が、大吾は一番嫌いだ。
落ち零れ、取り残されて、一人で泣く人がいる。そこに石を投げるのはゲスだ。
唄や音楽は美しかった。力をくれた。端くれでも唄者として、どうあるべきか。
ライヴはしたい。でも聴きに来てくれる人のリスクを考えると堂々巡りだった。
だから自分の中でやろうと思えるまで、全てのオファーをお断りする事にした。
ライヴ予定ゼロ。唄い始めて以来、初の経験。饒舌し難い、せつない事だった。
自分のしてきた事、紡いできた繋がりが、全部なくなってしまう気にもなった。
あれから黙して四年。ライヴ活動の再開は、自主企画の唄会からと決めていた。
これを機に毎月ライヴだツアーだ、という事ではない。リスクもゼロではない。
それでも。六月十日に、古町のパルムで唄会をやる。それが自分らしいと思う。
・詳細は 明日の記事に 書きまする
本日の逸品・からつけ麺
]]>スライドもハワイアンもブルースもやらない大吾には、無縁に近いドブロギター。
なのに、リゾネーターの最高峰と呼ばれるドブロギターを買ったのは何故なのか。
単純に知らなかったのだ。何せ自分で初めて買ったギターが、ドブロだったから。
氷室京介が弾いていたやつだ。綺麗だなーと見とれていたら、店員に薦められて。
初心者が弾き語りするけれど、これでもいける?はい!なんでもいけますよ!と。
まぁ嘘ではない。所詮は唄だ。やろうと思えばなんでも出来る。出来るけれども。
24回払いで購入。嬉しくて毎日弾いて練習したが、やはり初心者の手には負えず。
結局は、新潟が世界に誇るトミーの兄貴が買い取ってくれた。兄貴の夢は渡米で。
数年後。渡米する時、好きに使いなって置いていって。時々路上で弾いたりして。
上越の小林君がいつかドブロで唄いたい!って言うから、好きに使えって渡した。
小林君が亡くなって。トミー兄貴に連絡がついて、買い取らせてほしいと伝えた。
兄貴は、渡した時点で大吾のものなんだから、大吾のいいようにすればいいよと。
流石はトミーの兄貴。そう言うとは思った。でも、それでは大吾の立つ瀬が無い。
お願いだから振り込ませて!と頼むと、じゃあそのうちに日本に帰って会えたら。
その時に大吾がお金持ってて、払いたかったらと。そんな男に、大吾もなりたい。
トミーの兄貴から、大吾を介して小林君へ。長く遺影を見守り、また大吾の手に。
ハードに使ってガタガタだから、少し休ませるけれど。いい旅をしてるギターだ。
・結局は 買ってよかった ドブロギター
本日の逸品・ハートランドビール
]]>普段から朝食を食べない大吾。色々な考え方があるが、大吾は朝は食べない方が調子がいい。
でも宿やホテルでは楽しみの一つとして、朝ごはんを食べます。バイキングだと浮かれます。
逆に画像のお弁当とかだと、足りるのかなーとか思っちゃう。全然、絶対的に足りるのにだ。
お弁当にご飯と味噌汁、蒸し野菜。ヨーグルトでお腹いっぱい。今年の黄金週間も終わった。
・宿ごはん 浮かれて食べて 思い知る 別腹の無い お年頃だと
本日の逸品・煎茶
]]>五月四日。ヨン様と呼ばれた上越の若きブルースマン、小林翔太の命日。
小林君は素直な自分の感情や言葉を、ブルースの旋律で弾き語る唄者で。
出会った頃は、ヘラヘラチャラチャラMCをしている印象だったのだが。
いざ曲が始まると、瞬発力や集中力が高く、驚かされたのを憶えている。
古町で一緒に飲んだ時。辛辣な意見を伝えつつも、腹を割った話をして。
その次のライヴの時には、見違える様な素敵なステージを見せてくれた。
仕事も頑張りながら、週末の夜は上越のライヴハウスのスタッフもやり。
新潟や長野でライヴをし、自主企画のオンプガンライヴの運営をしたり。
精力的に活動をし、愚痴や人の文句は言わずに、公私共に頑張っていた。
ペ・ヨンジュンに似ているというところから、ヨン様と呼ばれていた彼。
実際は引き目で何となく似ていなくもないかな、くらいの感じだったが。
カウンターの奥から手を振る小林翔太の笑顔は、今も鮮明に思い浮かぶ。
上越の弾き語りは、小林翔太が引っ張ってゆく。大吾はそう思っていた。
そんな彼の、あの日の突然の訃報から、干支一周り以上の月日が流れた。
この十三年で色々とあった。少しずつ上越に足が向かなくなっていった。
けれど。胸の中の大切なものは一つも失われていない。エロい笑顔とか。
小林君は天国だが。大切な仲間である事は、これからも何も変わらない。
・共演の 約束はまた 生きている いずれあの世で たっぷり演ろう
本日の逸品・オンプガン
]]>新発田から会津街道を通って県境を越え、福島県へ。道中の山々も、春だ。
何度も引越したが、何故か海の近くばかりだった。その為か、山って新鮮。
森の合間の道や地形に添って、限られた土地に家が建ち、村が出来ている。
海岸や平野部よりも、村と自然の境目がはっきりしていて、美しく感じる。
山道を抜け、会津へ。今日は母の命日。お姫の選んだ花と線香を手向ける。
会った事も話せた事もないけれど、母だ。不粋な倅で申し訳なくもあるが。
もう少し足を伸ばし、久々に芦ノ牧温泉にて草鞋を脱ぐ。以前にも来た宿。
あの頃は色々と大変だったが。でも大吾の苦労なんざ、屁みたいなもんだ。
夜、温泉に浸かりながら。人生とは不思議なものだと改めて思ったりした。
・福島の ソースかつ丼 美味しいが 完食するのに 体力が要る
本日の逸品・幻想的な色の花
]]>四月の二十八日は宵宮。二十九日は本祭。海辺の小さな村の小さな村祭り。
子供達が引く台輪や神輿。その後ろに民謡流しの列が続き、村を練り歩く。
村の小さな御宮には蒸気パンやおもちゃ屋などの露店が立ち、灯籠が並ぶ。
大人も子供も慌ただしく、どこか浮かれて。祭りだなーという空気が漂う。
御祈祷や御祓い、独特な面を着けての踊りや、弓で矢を放つ神事等があり。
子供の頃、よくこの村に預けられた大吾にとっての、楽しみの一つだった。
大人になり、この村で暮らす事に決めて。大人として祭りに関わってきて。
コロナの影響で縮小が続き、今年は宵宮も太鼓も無し。実に寂しいものだ。
でも。皆が必要だと思う事なら、きっと再開される。何でもそうだと思う。
・ありふれた 珍しくもない 村祭り しなきゃしないで 寂しいものなり
本日の逸品・子供会の灯籠
]]>雨の中、用事の合間に丁度良かったので、映画館へ寄る。サービスデーで千二百円。
先日観て、もう一度観たいと思っていたシン仮面ライダー。平日の真っ昼間に鑑賞。
初回を観にいった時、インスタに書いたのと被るが。仮面ライダー、本郷猛の話を。
子供の頃。戦うヒーロー物やアニメは、リアタイで殆ど観られない環境にいた大吾。
カトリック系の施設にいた時期があって。暴力的なものは一切観てはならない、と。
ようやく家に帰れてもテレビ無かったりで、たまに友達の家で観られる程度だった。
ある時。家出中にゲーセンで知り合ったチンピラ学生が、大吾を可愛がってくれた。
卒業して引越す時、ゲーム機とか色々とくれて。その中に仮面ライダーのビデオが。
本郷猛とサイクロン。仮面ライダー1号。大吾が生まれるより前の時代のヒーロー。
当時流行っていたヒーロー物よりもダークで。でもテープが伸びる程、夢中で観た。
姿は異形。巨大化はせず、ビームも出ない。常に一緒に戦うチームメイトもいない。
戦隊モノではなく、一人で立ち向かうその姿が幼い自分の境遇や心に響いたのかも。
良い事も悪い事も。大事な事は、自分一人で。唄もバイクも、そこが原点なのかも。
一人では出来ない事は多い。一人では生きられないし。だから一人の自分は大切だ。
シン仮面ライダー。内容は書かないが、大吾にとっての仮面ライダーの姿だったな。
大人になって。幼い頃から続く気持ちを感じられるって、きっと素敵な事だと思う。
夢見たヒーローとは、随分と程遠い大人になったが。自分で良かったかなとも思う。
・映画館 ライダーベルトに サイクロン ロマンチックな 昼のひと時
本日の逸品・サソリオーグのカード
]]>毎度の事ながら。気が付けば久しく、ブログを書いていませんでした。
気がつくだけでもすごいぞ、大吾!と。自分を褒め称えておりまする。
インスタとFacebookがあるので、最近はそちらばかりに投稿していて。
正直、唄者活動以外に、それほど発信する様な内容もない小市民です。
でも更新せずとも、毎日ここを見てくれている人が少なからずいたり。
またインスタ等に書くには、長いかなーと思わられる文章もあったり。
なので気付いたり、忘れなかったりしたら、なるべく書こうかと思う。
最近は様々な事に於いて旗色が悪く、バタバタ中。それはまた次回に。
文章を書くのは好きだ。頭や心の中の事を色々と整出来る。気がする。
思いつき ふとした事は 大事だね
本日の逸品・牛乳パック
]]>さ、全国津々浦々の大吾ファンの皆様。お待たせいたしました。一年ぶり九回目となる泡の祭典!
大吾の大吾による大吾の為の、おウチで自分で革ジャンを洗ってみよう大作戦!
略して『革洗の儀』である。今回のブログは吐くほど長いです。大吾の事が好きじゃないと読めないくらいの長さだ。心して読んでくれ。読み終わる頃には大吾の事が嫌いになっているかも知れないくらい長いが、苦情はお断りだ。
はい。今回もフリマでお手頃価格で売られていた大物を、さらに勉強してもらって購入してまいりました。
革ジャン界に於いて「メジャーなのに着こなしが困難なモデル」の第2位。バンソンのスターと呼ばれる、名作にして迷作なライダースだ。
状態は悪くない。しばらくクローゼットで寝かせていたという説明通り、全体に経年放置による堅さがある。
初・着こなしが困難な理由は、極端な逆三角なシルエットと、傾奇者の短ランみたいな短い着丈だ。
スタイリッシュなルイスレザーのタイトフィットとは真逆な、レース用のストイックなモデル。
弐・着こなしが困難なもう一つの理由が、スターの由来にもなっている背中の星だ。
ほろ酔いの弓使いやアーチャーなら、間違って射抜いてしまわれそうな大きな星。
流石はバイク用のライダースと納得出来る革の厚みだが、矢を防ぐ事は出来なそうだ。
参・チーマーというのが流行った頃、このジャケも流行ったらしい。まぁでも、分かる気はする。作り良いしね。
バイク乗らないで着るのには勇気がいるが。まぁ靴や革の服、髪型とかはね、やり過ぎくらいでちょうどいい。
ちなみにこの前立てに、ライセンスポケットが付いてるの!たまんないポイントだね。
四・表面が硬く、古びた油分がゴワゴワしているので、対革製馬具用石鹸兵器『サドルソープ』を使用。
お風呂で一人、しこしこシコシコとシコる。寡黙に全裸で泡踊り。ストイックと呼ばざるを得ない。
五・足で踏んで汚れを包んだ泡を抜きながら濯ぐ。唄声と脚は綺麗だ、とよく言われる大吾だが。心はもっと綺麗よ?
壊れた様なもーのばかーり、あーつめてーしまうよー。
だって仕方ないじゃないか。古いものが好きなんだから。
六・丸めてネットに入れ、オシャレ着洗いのエマールさんで洗濯機へ。
脱水は一分で!とかネットで見るが、気にしないで普通コースで洗う。
ライダースを洗濯機で?!なんて甘酸っぱい気持ちは、とうの昔に忘れちまったぜ。でもトキメキやドキドキまで全部忘れた訳じゃない。
例えば脱水の時。洗濯機を両手で押さえていないと、時々振動が強くてエラーで止まる。だから抱きしめるのさ、洗濯機を。
その時のドキドキと言ったら、ハンパないぜ?今蓋が飛んだりしたら、重傷じゃすまないなって肌で感じるんだからな。大吾もまだまだ、青いぜ❤
洗濯機の中の水が黒い。かなり黒い。汚れなのか顔料なのか分からない。
頭の中で伊吹マヤが「これが…おしゃれ着洗い(エマール)の力なの‥…?」と呟く。
水は黒いが、エマールのいい匂いがします。
七・4つボタンの短ラン(両側のポケットがめちゃくちゃ浅くて、百円ライターとリップクリームくらいしか入らない)くらい丈が短いが、革が厚いので重い。
しっかりと水分を拭き取って丈夫なハンガーで干す。ちなみにこの画像では太めの丈夫なプラスチックハンガーを二本使用している。木のハンガーだと色が付く場合があるので、プラスチックハンガー推奨だ。ポケットや脇の下には新聞紙を当てる。
家出やホームをレスした時、或いは天災や諸々の理由で野宿する際は、新聞紙が役立つ。包まるより、服の中に詰めると思いの外あたたかい。
家出や脱走が多かった子供時代、拾った東スポで随分と助かった。大人な記事や官能小説なんかもあり、心細い野外生活に咲いた一輪の花の様な(中略)でしたね。
八・表返して干す。この裏返したり表返したりするのが、毎回かなり困難。ショット、ルイスレザー、ギャングスタービル等など裏返して来たが、バンソンが最強。めちゃくちゃ裏返し辛い。
九・乾き切る前、まだ少し湿っている状態でオイルを入れる。大吾は100%天然の馬油を愛用。柔らかくて伸びやすく、染み込むのも早い。
無知な頃は、毎回ミンクオイルを塗り込んで手入れしたつもりになって、カビを生やしたりしていた。
革にはまずオイル!というのは大間違い。汚れた髪にシャンプーをしないで、コンディショナーやトリートメントをする様なものだ。
ブラシや乾拭きでホコリを払い、摩擦で革の持つ油分を温めて柔らかくする。この時、油分が足りなかったら、少しずつ足す。大吾的には、このやり方がベスト。
拾・油分の量と革の状態を見ながら仕上げ。この作業が一番好き。中古で買ってきた革ジャンを洗って綺麗にして。革の油分をリセットし、好みの状態を作り出す。
革が生き返るこの作業がたまらないのよね。
濡れたまま車庫に置いて、カビが生え始めてそのまま五年放置した腐海(毒の森の世界。マスクしないと死。王蟲の巣。手を出してはならぬ)みたいなショットのライダースも、手洗い後洗濯機で復活出来るよ。
今回のバンソンは革が厚くて上質だからか、なんなら洗ってブラシ&乾拭きでもいけそうなくらい。
まぁ色々な色の革が使われているから、各部の染み込み具合を見ながら馬油を塗る。毎回書いているが、ヌルヌルプレイは好みではない。肌と肌の間には、ローションすら邪魔だ。シンクロ率!シンクロ率だ!
さて。綺麗に仕上がったバンソンのスター。元々レース用のライダースだから、かなりタイト。でもいいな。
着こなせる自信は無いが、この前時代的な見た目がたまらない。眺めていてグッとくるね。吾号(GPZ)と同じ黒地に赤なので、得意気に着て走ります。
弓使いやアーチャーの皆様。バイパスや海岸道路で背中に赤い星で走る大吾を見かけても、矢で射らない様にお願いいたします。
バンソンの革の服は、他社より無駄に厚くて丈夫な革を使用していますが。それでも矢を防ぐ程の防御力はありませぬ。
厚いライダースをも貫通し、大吾のハートも射抜ける自信がある投げキッスなら、望むところだ。バッチ来い。
投げキッスかー。キッスって。なんか…いいな。
キッス…か。
・仕上がると なんかさみしい 革洗い 次の獲物を 探さなくては
本日の逸品・国産馬油
#バンソン
#革洗の儀
#革ジャン洗濯
#バイクのある生活
]]>忙しいフリをしていたら、睦月も末になってしまった。
気を取り直して、如月から自分に厳しくする事とする。
既に自分に甘々なんじゃねぇか?と言いたいだろうが。
いいんだよ、細けぇ事は。大吾は振り向かない主義だ。
具体的行動目標。
1・唄者的行動目標
・年間四十本以上の路上活動
・自主企画唄会の再開
・ギターを買わない
・ハープの練習
2・精神的行動目標
・気安く怒らない
・感謝を忘れない
・それが美しいか考える
・気になった事は戻ってでもやる
3・身体的行動目標
・検査を嫌がらない
・必須な薬を嫌がらない
・現状から5キロの減量
・週3日の休肝&禁煙継続
4・個人的行動目標
・挨拶を大事に
・車庫の片付け&修繕
・必要な物以外買わない
・道具の手入れや準備を怠らない
5・二輪的行動目標
・整備修理を出来るだけ自分で
・年5の野営ツーと年10の越境ツー
・買う前にパーツや工具を吟味する
・とにかく事故らない
2023年はこんな感じで。無駄遣いは人生の愉悦なので、多少はありだが。
今年は極力、物を増やさない様にしたい。少ない道具で丁寧な暮らしを。
毎年同じ様なテーマな気はするが。美しく丁寧な暮らしには憧れがある。
必要な物もあるし、気晴らしも必要。バランスに気を付け、自制しつつ。
意識して自分を律し。自分的にストイックな一年になる様な頑張りたい。
・革ジャンは 不要なものに 入るのか これについては 熟考しなきゃ
本日の逸品・猫に占領された枕
]]>!警告!
今回のブログは過去最高の長さの乱文です。過去最高に長いけれど、バイクのタンクの錆取りで、大した内容ではありません。忙しい時には読まないで下さい。
師走から如月に、革の服を自分で洗う『革洗いの儀』を執り行うのが、大吾なりの美しい冬の過ごし方なのだが。
今冬は洗う革の服を仕入れていない。今年のテーマは節制。節約も含まれる。革の服はギリギリ節約の対象外だ。
しかし。肝心な洗う革の服が無い事には、致し方無い。他に手の掛かるお手入れ対象といえば、バイク。吾号だ。
見た目は綺麗。走行距離も三千マイルの上物だ。しかしアメリカに放置されていた四十年前の旧車。中は闇かも。
という訳で今回は鉄洗いの儀。根暗な弾き語り唄者が!おうちで!バイクのガソリンタンクを洗ってみた!の巻。
涙ぐましい努力と苦悩、そして勇気と叡智を感じずにいられなくもないかも知れない、反吐も出ない程の長文だ。
大吾の吾と550ccエンジンの俗称ゴーゴーを程よく和えて、吾号と命名。正式名称はGPZ550。A1型と呼ばれる初期型。
海外モデルのGPZはカウル付きのFXみたいなのや、Z-GPなど、様々なモデルが混在している。
大吾の吾号は、このカウルが初搭載された日本で言うところのGPZモデルの初期型。
国内で人気モデルだったGPZ400や400Fは、海外で発売されたこのGPZ550を400にボアダウンしたもの。
ボディサイズは400と同じなので、共通部品が多くて助かる。パワーは当時の空冷ミドル最強と呼ばれた65馬力。ゼファー750の最終型とほぼ同じだ。
しかし……馬65頭分の力って。多分嘘だ、間違っている。原チャリでも7馬力だ。絶対に馬7頭の方が強いだろ。しかも賢くて優しい。亡くなっても肉と革を遺してくれる。
ちなみに道路交通法上では、馬は軽車両扱い。なんか、残念だ。
ガソリンタンクの中。
車体からタンクを外し
タンクキャップと燃料メーターを外し
ガソリンを抜き
負圧式コックと燃料センサーを外す。
ガソリンと一緒に結構な量のサビが流れ出た。タンクをふるとカランカランと鳴る。中を覗くと……ちいさなナット。ナット?なぜだ?
とりあえず中性洗剤と水で洗う。ちなみにこの日は大雪に見舞われたクリスマス。除雪業務に携わる大吾は、除雪作業の合間の仮眠タイムにタンクを洗っていた。
クリスマスなのに…僕は……何を………という気持ちも一緒に洗い流す。
急な大雪、積雪は心底迷惑だが。その形状や繊細な板金造形から、普段ならそのまま地面に置く事も難しいガソリンタンクを軽々しく扱う事が出来るのは救いだ。
これからガソリンタンクを自分で洗おうと考えている陰キャ諸君。タンクがデカいなら、積雪時がおすすめだ。水は痛いくらい冷たいがな。
使った中性洗剤はチャーミーマジカ速乾+。しかも除菌!一鳩自動車整備工場(ジョイカル秋田五城目店)で頂いた物だ。マジか?!なのか、マジカル☆なのかは知らないが、ほのかにいい匂いがする。
アメリカ生まれアメリカ育ち、タトゥーなヤンキー大体友達♪
なバイクのガソリンタンクを除菌なんかして、消滅しないか少し心配しつつ、洗浄。
濯いでも濯いでも、我が暮らし楽にならざり。
濯いでも濯いでも出てこないナットを、磁力の強いドライバーで攫う。銀色の小さなタマも複数出て来た。
錆とギンタマと私。
クリスマスだから、プレゼントかしら。クリスマスにガソリンタンクなんて洗っている大吾に、神様からのクリスマスプレゼントかしら。
要らねぇ。マジで要らねぇ。
神様
あなたは純粋な心を持っていますか?
こんな事を聞いたこの俺に
あなたは罰を与えますか?
さて、タンクが空になったところで。バイク界では有名なタンククリーナー『花咲かG』の登場だ。
どこのレビューでも高評価だし、簡単で確実なサビ落とし。アルジャーノン号のレストアにも使用された。
10〜20倍まで薄められる。1リットル入で5000円くらい。吾号のタンクは20リットルなのでギリギリ。薄まるだけ効果は落ちるが、まぁやってみる。
40〜50度くらいのお湯で花咲Gを希釈する。ちなみに正式にお湯と呼べるのは60度〜らしい。普段我々が入っているお風呂は、お湯ではないのか。世知辛い世の中だぜ。
タンクキャップやガソリンコック等の開口部はアルミテープで塞ぐ。タンクにはぬるま湯が入っているので、持っているとあたたかい❤でも20キロくらいあるので、落としたら詰む。取り扱い注意。
この状態で48時間、放置。
放置している間に除雪に駆り出され、自分の車が埋まり、帰れなくなったりした。やっと帰ったらまた大雪で、家から車が出られなくなったりもした。
これは除雪行けないなーと思ったら、車高が高いレクサスが除雪基地からお迎えにやってきた。
何とか除雪を終え、帰宅。疲れでヘラヘラしながら車庫へ。タンク外しているついでに、キャブのガソリンホースも交換する。
40年間、誰にも触れられていない部品がほとんど。そう考えると、ロマンチックでもある。
除雪だ何だで、80時間経過。少し液漏れしていた。アルミテープだと仕方なのかも。まぁ問題無い。逆さまにして、もう24時間程、放置。ガソリンタンクの天板裏側に花咲かGを当てて、サビを落とす。
タンク内部はおそらく、天板裏側が一番錆びやすい。一番ガソリンが当たりにくいからだ。
タンク裏の赤錆もついでに除去。錆は虫歯と一緒。取らなければ進行します。今が一番マシな状態なのだ。
逆さまにする時は、古タイヤの上に置くと安定する。
花咲かGを抜いてタンクの中を覗く。きれい!嘘みたいにピッカピカ!
抜いた液は黒ずんでいた。限度の20希釈だから効果が落ちるのかなと心配したが、全く問題無かった。
保管も真冬の車庫で気温は終始5℃以下だったけれど、毛布も湯煎もせずで大丈夫だった。
使用限度の一週間(7日間)を超えない範囲で、長めに浸しておくのが良いかも。
書き忘れたが。最初にリンス用に希釈液を1リットル、ボトルに残しておく。タンクを洗浄し終わったら、最後にその1リットルをタンクに入れてシェイク。捨てて、濯がずに、終わり。これで防錆もするらしい。
そしてこの花咲かGの希釈液、再利用出来るらしい。その場合は布やペーパーで濾して保存する。大吾は再利用しないので普通にバケツに入れて、パーツを洗う時に使用している。
使っていない部屋に灯油ストーブを出し、リンス液の水気を切ったタンクを完全に乾かす。
ガソリンの負圧式コックは新しいものに交換。流石は400Fと同じボディー。40年前のバイクなのに純正部品がまだある。
当家の猫ズはファンヒーターより、灯油ストーブが好き。静かだからかな。沈黙を尊ぶ奥ゆかしさ。根暗な弾き語りの余と同じである。
タンクキャップと燃料センサーのOリング、負圧式コックは新品に交換して組付け。オイル交換もして、終了。とりあえずこれで様子見だ。
バイクと革の服は、大吾の数少ない趣味。最近は博打も滅多にやらないし、唄は趣味ではない。
バイクって、大吾は乗るのが一番の楽しみで。いじるのはそんなに好きな訳でもないのだけれど。
アルジャーノン号も吾号も四十年以上前の旧車。修理、整備は必須になってくる。
それに。やはり自分でやると達成感や愛着が湧く。出来ないよりは、出来る事が一つでも多い方がいい。
タンク洗ったの去年なんだよな。来年の事を言うと鬼が笑うらしい。
ならば去年の事を言うと、鬼は泣くのか。すまん、鬼。
・何にせよ やってみるのは 大切だ
本日の逸品・効いてるのか効いていないのか分からない食後の錠剤
]]>今年は数年ぶりに、大晦日から正月休み中に除雪が無いという幸運年。
これは新年早々、幸先が良い。しっかりと目標を持った一年にせねば。
なんて事を思ったりはしない。お正月はダラダラするのが一番なのだ。
ファミレスでダラダラ年度締めと決算、法人と個人事業の確定申告等。
今年の大きなテーマは節制。節度を持って自分を制する、という事だ。
現実は、朝からファミレスでお茶飲みながら書類仕事、なんてザマだ。
色々と通常モードが始まりつつあるが。十日までは正月気分でもいい。
睦月、如月は各種書類仕事もピーク。放っておいても忙しくなるのだ。
大吾はそれなりに自分に厳しい子だ。今年はそれを一段高くするのだ。
・正月は 何も無いなら だらけるの せかせかし過ぎちゃ 不粋ですもの
本日の逸品・ランチパックのピーナッツ
]]>雪&寒波が落ち着いているので、海岸線を北上。一路、秋田へと向かう。
今日は秋田で二十五年続くゲーム・オブ・デスというライヴイベントへ。
毎年新春に大新年会として四日間続く、イカしてイカれた一大イベント。
主催のビリケンはこの間、準備に運営、打ち上げ等を寝ずにこなす変態。
大吾は秋田駅の大通路、ポポロードにて、宵時からニ時間ほど路上で唄。
鬼の子孫とまで言われる佐々木兄弟が揃って観に来て、嬉しくも緊張す。
冷え切った身体を紀文のラーメンとアルコウルで温め、新年会ライヴへ。
久々のニトロネコとハロス。言葉じゃ軽いが、感動したな。マブかった。
色々と難しい御時世の中、舵をきるビリケンもマブい。行けて良かった。
・ちと酔って ちと休んだら 朝でした 出来たら打上げ やり直したい
本日の逸品・マフラー
]]>新年最初の路上唄者活動。今年の唄い初めの為、夜の古町七番町に出る。
昨年末と、は言えど。粛々と唄い納めをしてから五日。もう唄い初めと。
一週間の間に終わりと始まりなんて、忙しないが。そういうものである。
終わるから始まる。終わらなきゃ始まらない。遅いか早いかだけだろう。
どちらも自分にとって大事なら仕方無い。疎かにしても回り道なだけだ。
大吾はゆるふわな見た目とは裏腹に、結構拘るヒトなの。堅物だからね。
まだ新年三日目の夜で、人影は疎らだったけれど。まず唄う事が大切だ。
今年初の道端芸。一つ一つ丁寧に。人出は少ないが、出会いは多かった。
今年も諸々抱えて唄っていきます。彼方此方の街角や店でお会いしたい。
・明けました 今年もどうぞ ご贔屓に
本日の逸品・唄用の腕輪
]]>師走三十日。今年最後の金曜日、新潟市古町の七番町に唄いに出た。
今年は全然路上に唄いに出られていないと。そう思っていたけれど。
毎年平均で四十本前後。今年は三十九本なので、大体例年通り、と。
それなのに出られていないと思ったのは、唄が足りていないのかも。
暑い中寒い中、寝る間を削り、誘いを断って、夜の街に唄いに出る。
後付の理由ならいくつかあるが。まず夜の街で唄うのが好きだから。
得るばかりではない。失うものの方が多かったかも知れないけれど。
こんなにも自分の好きに忠実な大人でいれる事を、時々嬉しく思う。
ずっと恋をしている様な、ずっと探しものをしている様な。…沼だ。
・本年も 唄わせてくれて ありがとう
本日の逸品・着物淑女の投げキッス
]]>まだ大雪の影響で、ライフラインが完全に復旧していなかったり。
難儀が続いている地域もあるけれど。兎に角、身の安全を第一に。
越後沿岸部のクリスマス寒波による大雪の大混乱は、一段落した。
師走では考えられない積雪。吾ながらかきまくりの数日間でした。
よく「大吾さんは一体何の仕事をしているの?」と問われますが。
まぁ色々とやっています。ワンオペ零細法人の個人事業主なので。
建設系の仕事や重機のオペレーターもやるので、冬は除雪もする。
重機が似合わないとか言われますが、高級車です。八百万円です。
イヴも除雪車の部品と化して黙々と稼働。クリスマスは家でオフ。
少し空き時間が取れたので、吾号のオーバーホールに手を付ける。
ガソリンタンクや負圧コック、ガスセンサー等の燃料系の整備を。
まずは下ろしたタンクをバラし、内部の錆び落とし&各部の洗浄。
作業の内容や様子等は、後日。ブログやインスタ等に記す。かも。
時折晴れ間も覗く白いクリスマスの日に、ガソリンタンクを洗う。
庭を埋める白い絨毯に、紅いタンクが映える。…忌々しい雪めが。
タンクの中からは謎のナットや小さな鉄の玉。プレゼントなのか。
神様
あなたは純正のガスケット持っていますか?
こんな事を聞いたこの俺に
あなたは罰を与えますか?
本日の雑品・タンクから金具
]]>折からの大雪にて、師走の予定と生活リズムが狂いまくっている。
昼夜と除雪なんかして小銭を稼いでいるからだ。自業自得だ、と。
まぁその通り、季節相手に小銭稼ぎと。ケチな野郎でございます。
しかし越後の海辺でここまで降ると。風流もクソも無く、災害だ。
降りかかるのが火の粉であるなら。まず払わなければなりません。
少なからず世のため人のためになって、お金稼げるなら、御の字。
そう己に言い聞かせ。昼夜を問わず、コンビニエンスに稼働して。
道中、雪に嵌まった車の救助もしていました。除雪の邪魔だから。
文明の弊害なのか。現行車のスリップ、蛇行、衝突等の防止機能。
これらの安全センサーが、スタックの要因の一つにもなっている。
タイヤが空転しても、前後に少しずつ動かせれば、脱出可能だが。
各種安全機能でタイヤが止まれば、後は前にも後ろにも行けない。
この雪を教訓に、センサーの切り方も憶えておく必要があります。
自分の愛車だしね。使い方を知っておくのは、大切な事だと思う。
それにタイヤが嵌まるのって、冬の雪道だけに限らないないから。
何より、困った経験から学べば。同じ事で困った人を助けられる。
偽善でもいい。自分の行為は、まず自分がちゃんと見ているから。
・粉雪が ラジオでかかると イラつくが どうせ春には 融けるものなり
本日の逸品・コマツWA100
]]>画像のつけ麺とから揚げは、とても美味しゅうございました。
タイトルの『愚、一文字』とは、大吾自身の今年の漢字です。
今年の自分を表す漢字一文字。他にも色々思い付いたけれど。
『黙』や『忍』とか。黙したし、時に忍びもした一年だった。
でも。今年を総じて『愚』の一文字くらいでいいかもなって。
想って悩んで、考えて。来年はもっと頑張らなきゃならない。
だから。まぁ今年の自分も、仕方ねぇ野郎だった、くらいで。
大味で大まかに見れば。ここは愚の一文字で〆るのも、乙だ。
ラーメン行くと、どうしても大盛り頼む辺りは、ただの愚だ。
・分かってる 普通の盛りで 十二分 されど大盛る 若さの名残
本日の逸品・血豆に針
]]>「大吾さん。あなた、時には自分のネジも締め直したら?」という事で。
先日、誕生日祝いに京都機械工具のラチェットレンチのセットを頂いた。
実際は、誕生日に何が欲しいか聞かれて。色々思案を巡らせてみました。
大吾は物欲を大切にしているので、普段から彼是と欲っしているのだが。
いざ、何が欲しい?と聞かれると、困る。一体何が欲しいのだろうかと。
大吾の育った環境もあるのだろうけれど。欲しい物をねだった事が無い。
子供の頃にしなかった事を、大人になって健やかにやるのは結構難しい。
どうしても不自然になったり。遠慮したり、いじけたり、行き過ぎたり。
大吾は昔から、人から何かを貰うのが苦手。ちょうだいと言うのも苦手。
有形無形を問わず。なので大吾が普通に何かを頼む相手は限られている。
普通に無茶言われてるけど?という人は、大吾にとって極めて近い人だ。
甘えだと思って甘受せよ。ツケは出世払いである。出世はなさそうだが。
自分の欲しい物と贈られて嬉しい物は、必ずしもイコールにはならない。
パッと欲しいと思う物は高級品か消耗品。ロマンチックな小市民である。
でもプレゼントとして選んで、贈ってくれたらものなら、何でも嬉しい。
ずっと締まるが緩められない、壊れた安物ラチェットを使っていたので。
日本製の良い工具を頂いて、とても嬉しい。世の中をバラして回りたい。
・良い工具 使って楽しく ネジ回し 長く大事に 愛用したい
本日の逸品・KTC
]]>月並みですが。先日、お誕生日を迎えて、また一つ大人になった。
アイドルなので年齢は公表せぬが、言い逃れの叶わぬ御年である。
正直、この歳まで自分が無事に生きているとは思っていなかった。
何となく、若いうちに死ぬんだろうなーくらいの。厨二病の類だ。
音楽をやっている人って、二十代の半ばを過ぎたくらいで死ぬと。
生まれ持っての難儀とか、大病と戦ってきた末の話とかではなく。
若くして散ったスター達への、ある種の憧れとかから来るのかな。
後は、大人になった自分を想像し辛いってのもあるかも知れない。
身内や親友、恋した人が亡くなったりして。そういう中を生きて。
何は無くとも生きていかねばと。そうやって大人になったのかも。
大事なものを失って。その時に命の匂いを感じて。生きよう、と。
その痛みや記憶を身体に彫り込んで。でも、すぐに忘れてしまう。
時々思い出して、思い出そうとして。そういうものかも知れない。
何となく死なない感じで生きていて。時々、有り難いって感じる。
夜勤明けの晴れ間。幼少期、辛かった記憶の多い町を吾号で流す。
坂を下って、園の前。ここでいつも一人、壁当てをして遊んだな。
あの頃の大吾に、大人も意外と悪くないぞと。伝える術も無いか。
・また一つ 大吾も大人に なりました 祝いの言葉 ありがとね
本日の逸品・ガソリンの香り
]]>何本かに別れていた吾号(GPZ550)の鍵。それを一本にまとめようと。
キーシンリダーやタンクのキャップ、メットホルダー等を集めた。
吾号は四十年前のバイク。当然、部品も古い物ばかりで、ボロい。
意外にも大吾の旧車知識や整備技術は、お猿レベル。苦戦は必至。
出先でバイク好きの人から綺麗だ、極上車だ、と褒められる吾号。
確かにいじくられた形跡の無いノーマル車で、走行距離も少ない。
吾号は四十年で三千マイルしか走っておらず、パーツも純正品だ。
きっと大して走らせないまま、建物の中に置かれていたのだろう。
年式からすれば確かに良い状態。あくまでも年式からすれば、だ。
外装を外したら、アメリカ本土の虫のミイラや砂が零れ出てくる。
イジられた感が殆ど無いので。四十年回されていないネジばかり。
そう思えば感慨深い様な、歴史を感じる様な気も。しない。全然。
買い集めたジャンク品等を組み合わせ、何とか鍵一式を復旧して。
外装を付け終えたところで、電気配線の断裂が発覚。計器、沈黙。
また外装を外し、メーターバラし。タンクまで外さなきゃならず。
午後の約束時間ギリギリに組み上げ。もっとゆっくりいじりたい。
まぁ手間がかかった分、好きになる部分もある。そういう遊びだ。
・ロマンスも ひと皮むけば ザラザラだ アメリカ産の 虫と埃よ
本日の逸品・ロアンヌ(ブルボン)
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