嶋本大吾的世迷言
 
お疲れ様でした
クソガキの頃から世話になりっぱなしだった人の通夜、及び告別式が終わった。


ライヴ以外で人が集まっている場所や状況は苦手だし、大人数の飲み会や宴も好きではない。
何事も気持ち在ってのものだと考えて生きてきているから、見た目ばかりを気にした形式ばった義理事も好きではない。


でも、今回の葬儀は本当に良かった。


弔問客も多く、今まで参加した葬儀の中では最大の規模だった。運営側として受付や諸事に追われる場面もあったけれど、本当に良い葬儀だった。
それは人数や花の数の多さだけではなくて、故人がどれだけ皆から慕われているかを目の当たりにしたから。


盛大で涙と笑いに溢れた、あの人の旅立ちに似合う素晴らしい葬儀だった。故人もきっと、満足したと思う。



御恩は忘れません。
あの世でも、どうかお元気で。






本日の逸品・花
【2012.05.15 Tuesday 18:45】 author : 嶋本大吾
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風を通す
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今日は天気が良くて穏やかだったから、あちこちの窓を開けて風を通す。

家は使う人がいないと傷む。勿論、人がいる事で痛んでゆく部分もあるけれど。

家も
車も
街も
楽器も。

使わないと朽ちてしまうっていうのは、人の暮らしと共に在るものとして、何だかとても正しい様に思える。


それはそれでエゴだし、正解かどうかは知る由もないけれども。





本日の逸品・塩味
【2012.05.13 Sunday 23:13】 author : 嶋本大吾
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流れゆく水の音
新潟でも
東京でも
神奈川でも
今暮らしている村も。
人生の殆どを海の近くで過ごして来た大吾。意識して海の側に居ようと思った事はない。偶然なのかどうかは分からないし、興味も無い。



今日は川の話。

人は大体が、川に沿って生きていると思う。そして時間が来たら、川の向こうへ旅立たなければならない。

川のこちらに居る我々からは、向こう岸の事は分からない。
向こうからの声も聞こえないし、こちらの声や想いが届いているかも分からない。

向こう岸に渡ったら戻って来れないから、何一つ確かめる術が無い。



でも。
それは川のこちらにいる人同士でも、同じかも知れない。

唄をうたう時、誰かに何か伝えたいと思う時もある。ただそれが伝わったかどうかなんて、もしかしたら誰にも分からないんじゃないだろうか。

だとしても、やっぱりうたうよ。
『発すると伝わるがイコールかどうか』より、『届けたいと想って放つ事』の方が
強いし
大切だし
優しいと思う。



皆がそう思う必要はない。皆が一緒なんて嘘臭いし、気持ち悪い。

ただ大吾はそう思うってだけ。





本日の逸品・革張りのベンチ
【2012.05.12 Saturday 23:40】 author : 嶋本大吾
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それが正解だ
週明けの通夜と葬儀はかなり大きな規模になる見込み。亡くなった日から告別式まで一週間の猶予があるというのも、初の経験だ。


通達やら
挨拶やら
案内やら
確認やら
不慣れでバタバタはしたが大体の準備…自分に出来る準備は大方終わり。
もう答えを聞く事も出来ない事なんかを考えながら、何だか妙に静かに過ごしている。


「お前はせっかちで何でも結論を急ぎ過ぎるから、もうちょっとドーンと構えておけや」

と言われている気もする。霊感とか霊魂とか分からないけれどね。死んだら全部無くなるなんて事もないだろうとは思う。そう思いたいから、それが正解だ。




夕方、ふと思い立ってスタジオへ。リハではなく、スタジオで独りライヴ。でっかい音でギターをかき鳴らして、大声で唄った。


哀悼の意や、冥福を祈って。天国のあの人の為に歌おう。

とか、
そんなこれ見よがしな嘘臭いのは要らない。くそくらえだ。

唄いたいと思うから、唄うだけだ。唄者なのだから、それが正解だ。



ギターの音をでかくし過ぎて、自分の声が聞こえず。構わず大声で唄っていたら速攻で声が出なくなった為、後半はギターだけ。

一人で
スタジオで
ギターだけ弾く。

ギタリストじゃないので、それは不正解だ。





本日の逸品・デニムシャツ
【2012.05.11 Friday 23:46】 author : 嶋本大吾
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不謹慎マン
小さい頃から今に至るまでに親族や友人、知人を見送る為、結構な回数の通夜や告別式に参加してきた。でも訃報を聞いた時や、故人の顔を見た瞬間に涙が出た事はまず無い。
式が終わる頃に実感が湧けば早い方で、未だに実感が持てない別れも少なくない。


大吾はトラブればトラブる程、ショックならショックな程、逆に冷静になる性質みたい。

幼い頃からいつもそうだった。きっと気が弱いから、一度に全部を受け止めない様にしているのかも。小心者ならではの、防衛本能なのかも知れない。



ただ一度だけ。
14歳の時に拾った愛犬『ちょこぼ』が亡くなったと実家から電話で聞いた時は、電話を切ってすぐボロボロ泣いた。
親友や身内が死んでもすぐには泣けない自分が、犬が死んだ時はすぐにボロボロ泣いた。



不謹慎だろうか。



自分の気持ちも、自分で全てコントロールは出来ない。だから、なるべく。今日の自分に胸を張れる様に生きていたい。




浴びるほど麦酒を飲みたいが…それは我慢しなくてはならない。





本日の逸品・ガラスの灰皿
【2012.05.10 Thursday 23:42】 author : 嶋本大吾
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共和のオヤジ
自分の父親ではないが、オヤジと呼んで慕っていた人がいる。

半端で
生意気で
不貞腐れて
箸にも棒にもかからないチンピラ紛いの大吾を、何故だかよく可愛がってくれた。



渡世人から堅気になり、一代で会社を立ち上げた人だった。
真面目な事から馬鹿馬鹿しい話まで、公私ともにいろんな相談にのってくれた。


口も悪いし、手も早いし、とにかく破天荒な人生を歩んで来た、生まれついてのヤクザな人だった。
無理難題を口にする事も少なくなかったが、親分肌で面倒見が良く、男気があって信頼出来る大好きな人だった。



そんなオヤジが亡くなった。殺したって死なない人だと思っていたけれど、突然悪化した病魔には勝てず。5月9日になってすぐ、帰らぬ人になった。



驚く程、実感は無い。
今はただ、やるべき事をやって、きちんと見送る準備をしたい。





本日の逸品・百円玉
【2012.05.09 Wednesday 23:46】 author : 嶋本大吾
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理と人の心
世界…世の中ではなく世界には、決まっている事や変えられない事がある。

そういう事に触れる時、神様は大体、願いを叶えてくれない。


それでも。
普段は信仰心がなくても神様に祈ってみたり、空を仰いで願ってみたりするのは、自然な事なのかもって思う。


原始時代でも中世でも、今日も。人は昔から、ずっとそうなんじゃないかって思う。




根拠は無いけれどね。






本日の逸品・雲
【2012.05.08 Tuesday 23:54】 author : 嶋本大吾
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